2003年8月22日のふたご対談　週刊WEBマガジンSAKANAFISH

ふたご１	「えー昔から右の心を打たれたら左の心を差し出せともうしましてー。」
ふたご２	「心を複数持たないでください。」
ふたご１	「憧れのハワイですが。」
ふたご２	「あんまりそういう言い方する人最近はいませんよ。」
ふたご１	「ハワイの病院で発症するはしか患者はなんと日本人が九割にものぼるのだそうです。」
ふたご２	「よく行くのは日本人ですからね。」
ふたご１	「それにしてもこの数は多すぎです。ハワイに伝染病を持ち込むのはよくありません。一種のバイオテロです。アメリカに対する敵対行為です。」
ふたご２	「はしかぐらいでそんなに言わなくても。」
ふたご１	「ばかものっ！江戸幕府五代将軍徳川綱吉は、はしかで死んだんだぞっ！」
ふたご２	「昔の話ですから。」
ふたご１	「ハワイでは江戸幕府の将軍の死因には特別警戒をして、初代将軍徳川家康の死因、鯛のてんぷらなどは決して食わないというのに！」
ふたご２	「日本食レストランも多いから食ってるんじゃないですか。」
ふたご１	「これからハワイに行く方には、ちゃんと気をつけるように注意事項を言い渡します。これから行く方は、十分に気をつけるように！」
ふたご２	「完全に時期をはずした気がしますが。」
ふたご１	「まず、畳。」
ふたご２	「畳？」
ふたご１	「驚くべきことに、歴代将軍の９８％が畳の上で死んでいるのです！だから畳の持ち込みは禁止っ！」
ふたご２	「当たり前だっ！」
ふたご１	「そしてペットの持ち込みも禁止。特に子犬。」
ふたご２	「ああ、五代将軍の綱吉が犬好きだから。」
ふたご１	「いえ、十一代将軍の家斉は、みんなからは不良将軍不良将軍といわれていました。しかし、クラス旗本の大貫幸右衛門は、見てしまったのです。家斉が、土砂降りの雨の中で捨てられている子犬を拾うところを… 」
ふたご２	「アホかっ！」
ふたご１	「結局家斉はそれがもとで風邪をひいて死んでしまったのだからわからないものですね。」
ふたご２	「クラス旗本って何だ。」
ふたご１	「また十代将軍の家治はトラックにひかれそうになった子犬を助けようとして亡くなったのでそれもあります。」
ふたご２	「ああそれが2％。」
ふたご１	「山形県で、道路の融雪装置を利用して道路を冷やす実験が行われているそうです。」
ふたご２	「道路をですか。」
ふたご１	「冬場には熱い不凍液を流して道路の雪を溶かすところに、きんきんに冷やした不凍液を流すことによって道路を冷やすのです。そうすると、道路のアスファルトから発せられる熱も減り、町のヒートアイランド化現象も軽減されるというわけです。」
ふたご２	「なるほどねえ。」
ふたご１	「融雪装置は以前からあるので費用的にも無駄がなく、地球環境にもやさしい冷房なわけですよ。」
ふたご２	「これはいいですね。日中にアスファルトのあるところに出ると倒れそうになるほど暑いですからね。」
ふたご１	「確かにね。しかしまだまだ不十分です。もっと冷やす効果をあげるためには、私にも意見があります。」
ふたご２	「なんですか。」
ふたご１	「道路の下に流す不凍液の代わりに、きんきんに冷えたビールを流すのです！そうすればどんな暑い日も、「ああ、道路の下には冷えたビールが…」と、お父さん達のワイシャツもクールダウン！」
ふたご２	「するかっ。」
ふたご１	「逆に冬などはモツ鍋などを流してもらいたいですな。」
ふたご２	「豚の臓物を道路の下に走らせるのはやめたまえ。」
ふたご１	「最近はいろいろと体によさそうな機能性飲料などが出ていますが。」
ふたご２	「はいな。」
ふたご１	「コカコーラがこのたび出す飲料の名前が「ｔａｒｕｍｉ」、すなわちたるみ。」
ふたご２	「なんだかダイエットとかと対極ですが。」
ふたご１	「「こころやカラダの“たるみ”が気になる方をすっきりとサポートします」。つまり、たるんでいても大丈夫、ということなのでしょう。」
ふたご２	「そうなのかなあ。」
ふたご１	「入っている缶容器も、だるんだるんのでろんでろんです。」
ふたご２	「自動販売機から出てきませんよ。」
ふたご１	「これでは「tarumi」の缶というより、「たらみ」のゼリーだなあ、というわけでみんなも大笑い。」
ふたご２	「うわあたるみきったオチ。」
8月22日、政界一の分厚い眼鏡でおなじみの谷洋一衆議院議員、今期かぎりでの引退を表明。巨星墜つ。（違う）
	SAKANAFISHホームへ過去のふたご対談