ふたご1

「みんな、あつまれーっ!太田胃散パーティーのはじまりだよー!」

ふたご2 「粉っぽいなあ。」

ふたご1

「宮城県の気仙沼市が気象庁と国土交通省に対して
呼称の変更を求めたそうです。 」

ふたご2 「なんの呼び方ですか。」

ふたご1

「このあいだ地震があったでしょう。 」

ふたご2 「宮城県北部地震ですね。」

ふたご1 「そうなのです。地理的に宮城県北部にある気仙沼市は
震源に近いため、被害が大きいとみんなが思って
観光などの予約客がどんどんキャンセルされているのです。
しかし、実際には気仙沼市はほとんど被害がないのです。 」

ふたご2

「それはよかったような悪かったような。」

ふたご1 「だから宮城県北部という言い方を変えてくれということなのですが、
これはいいような悪いような問題を抱えているのですよ。 」

ふたご2 「なぜですか。」

ふたご1

「たとえば考えてみてください。今年日本は冷害です。
お米が取れません。しかし一部では米が取れる地域があります。
ほかのところと一緒にされたくないからといって、うちを日本に加えるのを
やめてくれということになったらどうですか。 」

ふたご2 「いやそこまでは言ってないんじゃ。」

ふたご1 「日本チャチャチャもその地域だけできないのですよ。」

ふたご2 「そこまで独立しなくても。」

ふたご1 「もし地球に天変地異が起こって、宮城県北部以外全部沈没と
いうことになったら、気仙沼市は沈んでしまうんですよ?」

ふたご2 「そんな名前に配慮してくれる天変地異なら全世界を宮城県北部に
してください。」

ふたご1

「つまり気仙沼市は目先の利害にとらわれて宮城県北部を
裏切らないほうがいいということなのですよ。 」

ふたご2 「裏切りというほどじゃないのでは。」
ふたご1

「宮城県北部の血の結束を裏切ったものには血の制裁が。」

ふたご2

「怖いところですね宮城県北部。」

ふたご1

「気仙沼特産のフカヒレアイスクリームの中に血が。」



ふたご2

「文字通り血の制裁ですか。」

ふたご1 「フカヒレラーメンにも血が。 」
ふたご2 「しつこい嫌がらせですね。」

ふたご1 「斉藤菓子店のフカヒレプリンにも血が。」

ふたご2 「フカヒレもしつこいですね。」

ふたご1

「いつまでもそんなことをされては気仙沼市も黙ってはいません。
宮城県北部に対してフカヒレの制裁を。」

ふたご2 「生臭い戦いですね。」

ふたご1

「さて、6カ国協議が行なわれている昨今ですが。 」

ふたご2 「うわあ珍しくトップニュースに。」

ふたご1 「安倍晋三官房副長官が静岡市内の講演で北朝鮮側の
対応を批判する中で、金正日総書記を呼び捨てにしたと。 」

ふたご2

「まあ気持ちはわからんでもないですが、政府関係者がそういう
言い方をするというのはちょっと相手を刺激しますね。」

ふたご1 「いいんですよ。小泉首相より前の総理は北朝鮮の朝鮮中央
通信では全員呼び捨てでしたから。 」

ふたご2

「失礼にもほどがありますね。」

ふたご1 「信介に栄作に龍太郎に湛山ですよ。」

ふたご2

「下の名前ですか。」

ふたご1 「しかし。 」

ふたご2 「はあ。」

ふたご1

「実は呼び捨ては外交関係で一番失礼というわけじゃ
ないのです。 」

ふたご2 「え、これ以上に失礼があるんですか。」

ふたご1 「たとえばアミンの豚野郎などと蔑称をつけます。これは失礼。」

ふたご2

「死人に鞭打つのはやめたまえ。」

ふたご1 「しかし。 」
ふたご2 「またしかし。」

ふたご1

「一番の失礼はこんなものではありません。」

ふたご2 「あるんですか。またしょうもない事いわないでくださいよ。」

ふたご1 「なんだとこの豚のしょうが焼き定食野郎!」

ふたご2 「失礼とは定食かね。」

8月29日、ポークビーンズのほうが失礼にあたる。

 

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