ふたご1 |
「尾崎紅葉のお母さんは尾崎美紗さんですか?」 |
ふたご2 | 「お父さんは尾崎谷斎ですが、お母さんは違います。」 |
ふたご1 |
「イタリアですが。」 |
ふたご2 | 「はい。」 |
ふたご1 |
「残念なことにイタリアが国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」の |
ふたご2 | 「たしかイタリアのベルルスコーニ首相はイタリアのメディア王と 言われているのでは。 」 |
ふたご1 | 「そう、一族の持ち株会社などを通じてテレビ局民放三局、大手新聞社、 出版社などを支配しているというメディア王ぶりですよ。」 |
ふたご2 |
「そりゃすごいなあ。」 |
ふたご1 | 「毎日毎日ベルルスコーニ首相をたたえる映像ばかり流されていては それは自由がないととられても仕方ないですよ。 」 |
ふたご2 | 「まあそうだねえ。」 |
ふたご1 |
「しかしですね、この「国境なき記者団」さんたちには |
ふたご2 | 「なにがですか。」 |
ふたご1 |
「自由って、そんな表面的に見ていて、わかるもんでしょうかね。 |
ふたご2 | 「奥深い?」 |
ふたご1 | 「一見、自由に見えないイタリアの報道。しかし、それだからこそ、 本当の自由の尊さがわかる報道を、してるんじゃないスかね。 」 |
ふたご2 | 「おっしゃる意味が今ひとつわかりませんので実例をあげて もらえますか。」 |
ふたご1 |
「たとえばニュースなどでもその自由さが伝わってきます。 |
ふたご2 | 「自由にやりすぎだっ!こんな放送してたらすぐつぶれるぞテレビ局。」 |
ふたご1 |
「いや、テレビ局のチャンネルもその日の気分次第で自由にかわるために |
ふたご2 |
「そこまで自由なのか。」 |
ふたご1 | 「さらに大手新聞紙の新聞の文字は新聞紙面を飛び出して 町を華麗にウォーキング 。」 |
ふたご2 | 「読むのも一苦労ですが。」 |
ふたご1 | 「ラジオも音だけでなく映像まで出るという自由ぶり。」 |
ふたご2 | 「それはもうテレビですよ。」 |
ふたご1 |
「この自由のありがたさがわからない「国境なき記者団」さんも |
ふたご2 | 「ニュースの内容もなにひとつわかりませんが。」 |
ふたご1 |
「そんな自由度ランキングの最下位は北朝鮮だそうです。」 |
ふたご2 | 「ああ、やっぱり。」 |
ふたご1 |
「そんな北朝鮮のピョンヤンにハンバーガーショップができたそうです。 |
ふたご2 | 「食糧難だというのに。」 |
ふたご1 | 「おいしいのもそのはず、報道が調味料になるという自由ぶりなのです。 」 |
ふたご2 |
「報道をケチャップ扱いするな。」 |
ふたご1 | 「富山県新湊市と高岡市の市立小学校の六年生の給食にと 一匹ずつのベニズワイガニが贈られたそうです。」 |
ふたご2 |
「まるごと一匹はごうせいですね。」 |
ふたご1 |
「今ひとつ脱脂粉乳とあわないのが残念ですが。」 |
ふたご2 | 「いつの時代だ。」 |
ふたご1 |
「昔は鯨の竜田揚げなども出ていたものですがすっかり給食も |
ふたご2 | 「今ではすっかりおいしくなったそうですが。」 |
ふたご1 | 「なげかわしいことです。」 |
ふたご2 |
「どこがですか。」 |
ふたご1 | 「給食の味の面ばかりにとらわれて、今の給食は、大事なものを なくしてしまったのです。 」 |
ふたご2 | 「大事なものとは?」 |
ふたご1 |
「自由です。 」 |
ふたご2 |
「またかよ。」 |
ふたご1 | 「昔の給食はまずかった。だから給食は食べずにキャッチボールや ドッヂボールや、竹とんぼなんかを作る材料にしたものです。 そうやって我々の世代は遊んできたものです。 」 |
ふたご2 | 「食べ物で遊ぶな。」 |
ふたご1 |
「それを今のファミコン世代の子供たちは自分で給食から遊びを |
ふたご2 | 「あんたの言う昔も暗かったんだからいいんじゃないですか。」 |
10月24日、小数点コンマかピリオドか問題は、現状通りの共存で決着した。 |
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