ふたご1 |
「ある日、七曲署に送られてきた気色の悪い、耳。」 |
ふたご2 | 「心当たりのある方はその心当たりを大切にしてください。」 |
ふたご1 |
「タイのタクシン首相の娘さんが学校の隣で |
ふたご2 | 「またタクシン首相ですか。」 |
ふたご1 |
「常々タイ人少女の売春増加に頭を痛めていたタクシン首相は、 |
ふたご2 | 「なるほど。」 |
ふたご1 | 「 本来ならタクシン首相はお金持ちなので娘さんもバイトする 必要はないのです。しかしそこをあえて、バイトさせることに 意義があるとみたのでしょう。」 |
ふたご2 |
「しかし首相の娘がバイトするとなったらその店の警備とかも |
ふたご1 | 「そのへんは大丈夫です。店の周囲1平方キロメートルを タクシン首相が買い取り、不審な者を近づけないようにして いますから。 」 |
ふたご2 | 「金持ちですねえ。」 |
ふたご1 |
「しかし、バイト先で恋が芽生えるというのもよくあることです。」 |
ふたご2 | 「それはまあ仕方ないことじゃないんですか。」 |
ふたご1 |
「そんなことがないように、バイトの同僚もすべて金で雇った |
ふたご2 | 「そこまでしますか。」 |
ふたご1 | 「でも、人の心ばかりは金では買えません。」 |
ふたご2 | 「まあねえ。」 |
ふたご1 |
「そんなわけでタクシン首相が自ら店長候補として店に入るのも |
ふたご2 | 「教師の次は店長ですか。」 |
ふたご1 |
「政治家の経歴を生かして、 スマイルも0バーツなら、スーツの上着を脱いでファイティング |
ふたご2 |
「よくそんな選挙ポスター見るけどね。」 |
ふたご1 | 「労働の大切さを身をもって教えるタクシン首相、いや タクシン店長候補月給30万円夫婦住み込み可、たばこ支給と 娘さんのおかげで、タイ中に労働精神は深く広まっていくことでしょう。」 |
ふたご2 | 「一昔前のパチンコ屋の求人欄じゃないですか。」 |
ふたご1 | 「来年の今頃はタイ中のファーストフード店で、『ヨロイカブト0バーツ』が 見られることでしょう。」 |
ふたご2 | 「そんな選挙ポスターは羽柴誠三秀吉さんだけです。」 |
ふたご1 | 「韓国の全斗煥元大統領の家財道具一式が競売にかけられたそうです。」 |
ふたご2 | 「大統領の品物となると興味がありますね。」 |
ふたご1 |
「しかし電化製品は古いわ、拷問セットもないわで、 |
ふたご2 | 「フセイン大統領じゃないんですからね。」 |
ふたご1 |
「為政者たるもの、失脚した後に人々をがっかりさせないように |
ふたご2 | 「そもそも失脚しないように心がけたらどうですか。」 |
ふたご1 | 「ですから、女性の支持率が今ひとつでどんどん辛気臭い顔に なっていく民主党の菅代表もそのへんを考えれば悲願の政権奪取も できるんじゃないですかね。 」 |
ふたご2 |
「まあたしかに辛気臭い顔ですが。」 |
ふたご1 | 「小泉首相では絶対にまねできない隠し財産、 いざ失脚となったら暴かれる時に世間をびっくりさせるような ものを家に蓄えていただきたい。 」 |
ふたご2 |
「どんなものですか。」 |
ふたご1 |
「たとえば替えのつけボクロとかですね。」 |
ふたご2 | 「コロッケさんじゃないんですから。」 |
ふたご1 |
「家宅捜索に入った東京検察が、ダンボールに一杯のホクロを |
ふたご2 | 「まあびっくりはしますけど。」 |
ふたご1 | 「あとは今、不良在庫がたっぷりの小泉純一郎シシローグッズとか。」 |
ふたご2 |
「小泉邸にもあるんじゃないですか。」 |
ふたご1 | 「鳩山由紀夫グッズでもいいですが。」 |
ふたご2 | 「今となってはレアグッズですね。」 |
ふたご1 |
「10月31日付で引退するマレーシアのマハティール首相ですが |
ふたご2 |
「引退ということは首相も辞めて議員も辞めてどうやって |
ふたご1 | 「引退後は所属政党の統一マレー国民組織の一党員として活動して いくそうですよ。」 |
ふたご2 | 「一党員としてですか。」 |
ふたご1 |
「とりあえず対立候補のポスターの目にガビョウをさしていくという |
ふたご2 | 「そんな精力なら使うなっ!」 |
10月3日、マハティールマハティーラヤンバラヤンヤンヤン |
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