ふたご1 |
「世界遺産をめぐって親族が骨肉の争いをする |
ふたご2 | 「誰だ親族って。」 |
ふたご1 |
「フランスの風刺週刊紙カナール・アンシェネが、イラクからの脱走 |
ふたご2 | 「あの砂漠から良く逃げたものですね。」 |
ふたご1 |
「まあニュースの内容はどうでもいいんです。」 |
ふたご2 | 「いいのかよ。」 |
ふたご1 | 「問題はフランスには「風刺週刊誌」というジャンルが存在すると いうことなのですよ。 」 |
ふたご2 |
「風刺。」 |
ふたご1 | 「つまりのっている内容がすべて何らかの風刺なわけですよ。 」 |
ふたご2 | 「なるほどねえ。」 |
ふたご1 |
「巻頭風刺グラビアに始まり。」 |
ふたご2 | 「どんなグラビアですか。」 |
ふたご1 |
「たとえばフランスのシラク大統領は世界各国に隠し子がいる |
ふたご2 | 「日本にもいるそうですが隠し子。」 |
ふたご1 | 「そこでこの風刺グラビアは グラビアモデルの体内にキャビアを移植し、「隠された子」を あらわしているのです。 」 |
ふたご2 | 「そんなしょうもない風刺でメス入れられるグラビアモデルも 気の毒ですね。」 |
ふたご1 |
「そして風刺クロスワードや風刺淑女の雑誌からや |
ふたご2 | 「それ日本の雑誌じゃないですか。」 |
ふたご1 |
「最終的には風刺ちり紙交換で風刺トイレットペーパーと |
ふたご2 |
「もう意味がわかりませんよ。」 |
ふたご1 | 「拭く時にちくりとやるのが好評な風刺トイレットペーパーなのですよ。」 |
ふたご2 | 「ものすごくいやですが。」 |
ふたご1 | 「中国の始皇帝稜の本格的調査が始まったそうですよ。」 |
ふたご2 | 「兵馬俑の発掘以来ですね。」 |
ふたご1 |
「そう、当時は発掘技術が進んでいなかったので、 |
ふたご2 | 「きっとすごい墓なのでしょうねえ。宮殿は燃えるのに三日三晩 かかったともいいますし。」 |
ふたご1 |
「それはもう。史記の記述によると、墓の下には巨大な宮殿があり、 |
ふたご2 | 「すごい大発見があるかもしれませんねえ。」 |
ふたご1 |
「まあ大発見のことはどうでもいいんです。」 |
ふたご2 | 「いいのかよ。」 |
ふたご1 | 「この始皇帝の墓の全容が明らかになることで、世界中に かつてない墓ブームが巻き起こるのでは、と思うわけですよ。 」 |
ふたご2 |
「墓ブーム?」 |
ふたご1 | 「始皇帝のように地下宮殿とは行かないまでも、地下ワンルーム マンションや地下文化住宅や地下ダンボールなどならできないことは ないですからね。 」 |
ふたご2 |
「ダンボールは悲しいなあ。」 |
ふたご1 |
「水銀の川とは行かなくても、ケチャップの川やサウザンアイランド |
ふたご2 | 「せめて塩で作ってください。」 |
ふたご1 |
「私がお勧めするのは地下一戸建てにハチミツの大地です。 |
ふたご2 | 「ゴキブリホイホイじゃないですか。」 |
ふたご1 | 「ゼネコン関係の方も地下ダムや地下高速道路や地下干拓などの 需要を見出してください 。」 |
ふたご2 |
「無理はしないでください。」 |
ふたご1 | 「東京都が、都立高校の教頭の名称を「副校長」にあらためることに なったそうですよ。 」 |
ふたご2 | 「なんでまた。」 |
ふたご1 |
「つまり教頭の権限を拡大して、学校運営にも力を持ってもらおうと |
ふたご2 |
「そういうものですか。」 |
ふたご1 | 「学校現場ではさまざまな事件が起こっていますね。 いじめ、援助交際、カツアゲ…。 」 |
ふたご2 | 「ありますねえ。」 |
ふたご1 |
「そういった悪事を発見し、無事解決するのが、先の副校長の |
ふたご2 | 「ああ、黄門と校門をかけたわけですか。ほお。」 |
12月5日、水戸黄門こと徳川光圀は、つきあいで辻斬りをしたことがある。 |
|