ふたご1

「あけちゃったけどさ、おめでとうなんていわないぜ! 」

ふたご2 「それはさわやかでもなんでもないですよ。」

ふたご1

「韓国のソウル大学が核廃棄物処理場の誘致をしているそうですよ。」

ふたご2 「大学が。どこにですか。」

ふたご1

「もちろん大学の敷地内ですよ。」

ふたご2 「げげ。」

ふたご1 「核廃棄物の安全性をアピールしようとしているといいますが
我々はそんなおためごかしにはだまされない! 」

ふたご2

「我々ってあなたと誰ですか。」

ふたご1 「きっと核廃棄物をつかってよからぬことをたくらんでいるに違いない。」

ふたご2 「なんなんですか。」

ふたご1

「きっと学会から追われたマッドサイエンティストが大学に集まり、
核廃棄物で秘密の実験を…。 」

ふたご2 「ソウル大学は学会のど真ん中だと思いますが。」

ふたご1

「もうすぐ放射能で巨大化するキムチや珍島犬がソウルの
あちこちに… 」

ふたご2 「発想が昭和30年から40年代ですよ。」

ふたご1

「ああ、巨大化と30年から40年代の高度成長をかけてらっしゃる。」

ふたご2 「いいえ。」

ふたご1

「まあしかしこうやって最高学府の人が体を張っていただけると
我々無知蒙昧な一般大衆もわかりやすいわけですよ。」

ふたご2 「まあそうですねえ。」

ふたご1

「ですからさまざまな誤解や偏見が根強いものは、
このように大学の方に体を張っていただきたいと、
おもうわけですよ。」

ふたご2

「たとえばなんですか。」

ふたご1 「たとえば風邪を引いたら他人にうつすと治るという俗説があります。」

ふたご2 「俗説ですねえ。」

ふたご1 「そこで大学の教授に極秘裏に「絶対治らないけど感染はする
風邪ウィルス」に感染していただきまして、うつしてうつしまくって、
でも治らないという姿を全国に見せつけてやっていただきたいのです! 」

ふたご2 「世界中の人間が絶対治らない風邪になりますが。」

ふたご1

「この世から根拠のない因習がなくなるのであればそれぐらいの
犠牲はやむをえないことです。」

ふたご2 「そうなのかなあ。」

ふたご1

「ついでに風邪の時にはネギを首元に巻くとよいという俗説も
排除できて一石二鳥です。 」

ふたご2 「それは落とさなければならない鳥だったんですか。」

ふたご1

「イラン外務省がテヘラン市議会に対して、テヘラン市内の通りの
名前を改正するように求めたそうです。」

ふたご2 「なんでまたそんなことに外務省が。」

ふたご1 「市内にあるハレド・イスランブーリ通りという通りの名前は
エジプトのサダト大統領暗殺犯の名前なのです。
当時、イランとエジプトの関係が悪かったので、サダト大統領の
暗殺犯を英雄としてたたえて、このような名前の通りを付けたのです。」

ふたご2

「なるほどねえ。」

ふたご1

「これに対抗してエジプト側でもイランの前王朝の名前、
パーレビ通りというのをつけているそうですが、これもこのたび
改名されるそうなので、エジプト・イラン間の国交が回復
されるという事がよくわかるわけなのです。 」

ふたご2

「しかしなんだか大人気ない気もしますねえ。」

ふたご1

「いえいえこのようなことが大切なのですよ。
歴史を顧みると
このようなことが国際関係において決定的な結果を
もたらしたことが何度もあるのです。 」

ふたご2 「そうなんですか。」

ふたご1

「たとえば先の第二次世界大戦。なぜ日本が負けたか。
そのへんにはこのような通りの名前式法の秘密があるのです。」

ふたご2 「あるんですか。」

ふたご1 「アメリカでは通りの名前を「ナットウ通り」に改名したのです。
このことにより、納豆嫌いの関西方面師団は壊滅的なダメージを
うけたのです。 」

ふたご2

「関東方面師団には逆効果じゃないですか。」

ふたご1 「そのへんはまあ誤算といっちゃあ誤算です。 」

ふたご2 「誤算かよ。」

ふたご1

「このたびのイラクへの自衛隊派遣も鹿児島県にある、黒豚ロースとんかつ
定食通りの威力がイスラム原理主義をおさえると見込まれてのことです。 」

ふたご2

「ないでしょうそんな通り。」

ふたご1 「ですから「みんなに愛される通り」の名前をつけるのは
敵にも有利になってしまうことなので、できるだけやめたほうが
いいです。 」

ふたご2 「そういったものですか。」

ふたご1

「これからは「三角コーナーにたまった生ゴミ通り」や
「うごめく大量の小さな幼虫通り」や
「梨本勝の笑顔通り」などの名前をふやして
敵国の勢力をそぎましょう。 」

ふたご2 「こっちもげんなりですが。」

1月9日、木村拓哉アイスホッケードラマ。今年は前歯全欠け大ブレイク。

 

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