ふたご1 「軍部ー軍部軍部軍部軍部ー♪暴走して開戦して米に負けてー♪ポツってダムてる宣言さー♪」

ふたご2

「替え歌を試みるならみんなが知っている歌を無理なく当てはめてください。」

ふたご1 「ミャンマーの首都といえばヤンゴンですが。」

ふたご2

「昔はラングーンといってましたね。」

ふたご1

「最近十一月七日に首都を移転することに決定したそうです。」

ふたご2「遷都ですか。」

ふたご1

「いちおう首都機能の移転ということですが、最終的には全ての省庁が移転するそうです。が、困ったのが各国外交団です。」

ふたご2

「なんでですか。」

ふたご1

「何しろ急な話なので大使館などを移転させる準備もできていないのです。」

ふたご2「どこかビルでも間借りするしかないですねえ。」

ふたご1

「ですが移転先の都市、ピンマナは中小都市なので、そういった施設がないのです。」

ふたご2「そうなんですか。」

ふたご1 「すでに移転した政府職員は寝る場所もないので床に寝ているとか。」

ふたご2「大丈夫なんですか。」

ふたご1「移転の理由もよくわからず、一説によると『首都を中部の都市に移せば国が栄える』という古文書が発見されたからだという話も。」

ふたご2「本当ですかねえ。」

ふたご1

「しかしこの科学万能の世の中で、そんな理由で遷都をする国があろうとは思えません。それに、この遷都は各方面にも多大な影響を与えかねないのです。たとえばヤンゴンに新しい大使館を巨額の費用で建設中のタイです。」

ふたご2

「それはまた運の悪い。」

ふたご1

「しかしこれを運だけで片付けていいとも思えません。このことが今回の遷都と何か関係があるのではと考えるのも自然なことでしょう。」

ふたご2

「タイ政府に損をさせるのが目的ですか。」

ふたご1

「いえ、タイとミャンマーは経済的にも結びつきが深く、そのような損害を与えるのが目的とは思えません。ミャンマー政府にはそんなタイ政府に損をさせるという危険なことをしてでも、タイの新大使館建設を阻止する必要があったと思われるのです。」

ふたご2 「困るようなことってあるんですか。」

ふたご1

「よく考えてみてください。ミャンマー政府といえば軍事政権で有名です。」

ふたご2「まあそうですねえ。」

ふたご1

「そしてノーベル平和賞受賞者アウン・サン・スー・チーさんを自宅に幽閉していることでも有名です。」

ふたご2

「軟禁も長いですねえ。」

ふたご1 「つまりこの二つがリンクしている問題なのではないか?そう思った私はいろいろと調べてみました。」

ふたご2「しますかリンク。」

ふたご1

「そしてタイの大使館の建設場所を調べたところ、驚くべきことがわかったのです。」

ふたご2

「なんですか。」

ふたご1

「タイの大使館とアウン・サン・スー・チーさんを、首都のこの位置に置くと、金運が下がってしまうのです!」

ふたご2

「風水かっ!」

ふたご1

「ちがいます!『月刊軍事政権』12月号ふろくの『軍事政権ひみつおまじないブック』です!」

ふたご2「軍事政権の怖さをわかってないにもほどがあります。」

ふたご1 「マツヤハウジングが花粉症対策マンション『リシェ多摩川リバーサイド』の分譲を開始したそうです。」

ふたご2「花粉症対策ですか。」

ふたご1

「マンションのエントランス部分のジェットエア装置で、入ってくる人の花粉を払いのける仕組みです。」

ふたご2 「なるほど。」
ふたご1

「こういった仕組みをもっとほかに応用して、特定の病気などに強いマンション作りがすすむといいですね。」

ふたご2

「そうですねえ。」

ふたご1 「たとえば鳥インフルエンザ対策マンション。」

ふたご2 「ああ今問題ですからねえ。」

ふたご1

「マンションに巨大な目玉模様の風船を設置して、鳥はまったく入ってこれません。」

ふたご2

「そんなのでは今時ハトも追い返せませんが。」

ふたご1
「そしてまたアレルギー対策マンション。」

ふたご2

「シックハウス症候群とかありますからね。」

ふたご1
「エントランスのジェットエア装置で、衣服についているサバを叩き落すのです!」

ふたご2 「そんなサバアレルギーの心配は無用です。」

11月18日、サバとマンション。

 

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