ふたご1

「今年は最大のスギ花粉が飛んでくるそうなので、ヘルメットやプロテクターで防御をしっかりとしましょう。」

ふたご2

「多分に誤解が含まれていますよ。」

ふたご1 「カンボジアでは仏教の僧侶のテレビ放映が禁止されたそうです。」

ふたご2

「なんでまた。」

ふたご1

「あるテレビ番組で芸術家のパフォーマンスを見ている僧侶が放映されたのです。東南アジアで広まっているいわゆる上座部仏教の戒律では、僧侶は映画やテレビなどの娯楽作品や芸術作品などの鑑賞を禁止されているのです。そういった姿を流されるのは社会的に影響が大きいということで。」

ふたご2 「きびしいですねえ。」

ふたご1

「こんなことになってしまって、瀬戸内寂聴さんの今後が心配されます。」

ふたご2

「そもそもああいったスタンスが成り立たない国ではないのですか。」

ふたご1

「しかしこれはちょっと複雑な問題をかもし出していますね。」

ふたご2 「何がですか。」

ふたご1 「カンボジアで2004年10月にシアヌーク国王が退位したのですが。」

ふたご2 「はい。」

ふたご1 「退位した国王といえば出家じゃないですか。」

ふたご2 「そうですか?」
ふたご1 「出家して法皇になって院政をしきたいのが世の退位した国王の常じゃないですか。」

ふたご2 「日本の天皇だけじゃないんですか。」

ふたご1

「それが僧侶の姿がテレビで放映できないとなると、シアヌーク法皇の姿はテレビに映されない!これまで激動の時代を表舞台で生きていたシアヌーク法皇には耐えられない!これではおちおち法皇にもなれない!」

ふたご2

「ならんでいいしなる気もないと思いますが。」

ふたご1

「おちおち源平を操ってうまいこと政権を守ることもできない!」

ふたご2

「後白河法皇じゃないんですから。」

ふたご1

「源氏の白旗と平家のクメールルージュ旗が織り成す源平絵巻。」

ふたご2

「平家じゃありませんからポルポト派は。」

ふたご1 「ブータン王国では先ごろ国全体の禁煙が決められたのですが。」

ふたご2

「豪快な国ですね。」

ふたご1

「実は国王自身が喫煙者で、禁煙にチャレンジ中だそうです。」

ふたご2 「そりゃたいへんですねえ。」

ふたご1

「国王もたばこをやめようとしてつい立ち寄ったファミレスで、となりの人がタバコを吸っていたりする姿を見たりするといらいらもすると思いますからね。」

ふたご2

「国王が寄るのかファミレスに。」

ふたご1 「つい駅前でシケモクを探してしまったりする国王を国民の前に見せなくてもすみますからね。」
ふたご2 「あんまりですよそんな国王。」

ふたご1

「とりあえずそんな姿を見られないように国王には出家をおすすめします。」

ふたご2

「カンボジアじゃないんですから。」

ふたご1

「島根県警の松江署で、供述調書を破り捨てたということで巡査が書類送検されたそうです。」

ふたご2

「なんでまた。」

ふたご1

「逮捕した容疑者の供述調書を取っていたところ、調書にあいまいな点があるということで、容疑者から『書き直して欲しい』と言われたのでやぶってまるめて、ぽいと。」

ふたご2 「あらら。」

ふたご1

「こういうことは調書の改竄などと疑われたりもするので、きちんと上司などに確認をとらなければならないのです。」

ふたご2 「そりゃまあそうでしょうが。」

ふたご1

「しかしこのことで警察ももっと考えなくてはいけないことがわかりましたね。」

ふたご2

「何をですか。」

ふたご1

「新人警察官の採用に関してです。」

ふたご2

「なるほどきちんと指導をしなければなりませんね。」

ふたご1 「いえ、警察官となる前に小説家だった経歴が無いかとちゃんと調査しなくては。」

ふたご2 「原稿を破って丸めて捨てる小説家のイメージをそろそろ捨てたほうがいいのではないですかね。」

ふたご1

「そうですね、森林資源保護の観点からも、紙を大切にしなくては。」

ふたご2

「それはそうです。」

ふたご1 「調書のすみにグリーンマークをつけるように行っておきましょう。」
ふたご2

「集めて植木をもらうあれですか。」

2月4日、苗木交換制度は平成13年度限りで廃止

 

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