ふたご1 |
「ソ・ソ・ソクラテスかプラン9灘儀さんか。」 |
ふたご2 |
「深くて暗い川があるねえ。」 |
ふたご1 | 「旧ソ連の独裁者スターリンが保管していたヒトラーの伝記が出版されることになったそうです。」 |
ふたご2 |
「そんなもの持ってたんですか。」 |
ふたご1 |
「モスクワでヒトラーの執事と副官を尋問した結果を基として作られたもので、ごく小数しか作られなかったそうです。」 |
ふたご2 | 「もっと大々的に作ってもよさそうなものですが。」 |
ふたご1 |
「それはやはりスターリンの命令によるものでしょう。」 |
ふたご2 |
「なぜなんでしょうねえ。」 |
ふたご1 |
「そこはやはり同じ独裁者同士通じるものがあったのでしょう。」 |
ふたご2 | 「そうなんですか。」 |
ふたご1 | 「ヒトラーはスターリンのことをわりと高評価していたそうですし、スターリンもヒトラーにそれほど悪印象は持っていなかったという記録もあるといいます。」 |
ふたご2 | 「ほんとうですか。」 |
ふたご1 | 「何よりお互いヒゲです。」 |
ふたご2 | 「いやそんなこといわれても。」 |
ふたご1 | 「ともかくも、スターリンが『ボクのヒトラーはボクだけのものだいっ!』という思いでヒトラーの伝記を独り占めしていたことは間違いないでしょう。」 |
ふたご2 | 「間違いであって欲しいと切に願うところですが。」 |
ふたご1 |
「夜寝る時も抱いて寝ていたそうです。」 |
ふたご2 |
「ますます気色悪いですが。」 |
ふたご1 |
「今回出版される伝記には、そんなスターリン氏が着ていた特製ヒトラー着ぐるみパジャマがついてきます。」 |
ふたご2 | 「気色悪さを広めることが目的の本など焼いてしまえ。」 |
ふたご1 |
「パキスタンのムシャラフ大統領の長男夫妻が飛行機に乗り遅れたそうです。」 |
ふたご2 |
「いやそんなこといわれても。」 |
ふたご1 | 「一歳半の息子を連れていたのですが、この子のおむつが爆発物の疑いをかけられてしまったのが原因だそうです。」 |
ふたご2 |
「おむつがですか。」 |
ふたご1 |
「丈夫な子に育つようにとニトログリセリンをしみこませて置いたおじいちゃんのムシャラフ大統領の配慮が裏目に。」 |
ふたご2 | 「そうなったら爆発物そのものですが。」 |
ふたご1 |
「ひょっとするとパキスタンのおむつはアメリカ人にはまるで爆発物に見えるのかもしれません。」 |
ふたご2 |
「まあ爆発物といってもいろいろとありますし。」 |
ふたご1 | 「なるべくおむつに長い火花の出ている尻尾をつけたりはしないでおきましょう。」 |
ふたご2 | 「また古典的な爆弾ですね。」 |
ふたご1 |
「しかし、そういう対策をとったからといって、お父さんとお母さんも油断してはいられません。実は自分の子供とテロリストがひそかに入れ替わっているかもしれません。」 |
ふたご2 |
「どえらいミニサイズですね。」 |
ふたご1 |
「オサマ・ビンラディンがひげをそるなどして変装して我が子に化けているかもしれません。」 |
ふたご2 |
「そんなヒゲあとの青々とした目鼻立ちのはっきりした赤子はいません。」 |
ふたご1 |
「そんなことにならないように、家庭でのテロ対策もしっかりと進めて欲しいものです。」 |
ふたご2 | 「そういう線の対策はあまりしなくていいような気もしますが。」 |
ふたご1 | 「たとえばおしゃぶりに盗聴器が仕掛けられてはいませんか?」 |
ふたご2 | 「しゃぶる音だけ聞いてどうしようというのか。」 |
ふたご1 |
「赤ちゃんのベッドをトライバル・エリアなどの各種勢力が錯綜した地域においていませんか?」 |
ふたご2 |
「家族ぐるみで気をつけたほうがいいのでは。」 |
ふたご1 |
「手にしたガラガラがいつの間にかカラシニコフにかわっていませんか?」 |
ふたご2 |
「いつの間にかかわるようなものでもないだろうが。」 |
ふたご1 | 「あともう一つ心配なのが、赤ちゃんが急進的原理赤ちゃん主義的思想に基づいてテログループを立ち上げることですね。」 |
ふたご2 | 「なんですか急進的原理赤ちゃん主義的思想って。」 |
ふたご1 |
「ここ数年、『おなかがすいた』や『おむつがぬれた』などと唱え、不満の声を上げる赤ちゃん達の動きが各地で見られているそうです。」 |
ふたご2 |
「人類誕生以来見られてると思いますが。」 |
ふたご1 | 「いずれ彼らが武装闘争に立ち上がる日も近いのではないかと危惧する次第です。」 |
ふたご2 |
「まず普通に立ち上がってからにしていただきたいですが。」 |
3月18日、燃える男の赤い子♪ |
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