ふたご1 |
「主君からとがめられることを『突鼻』といいます。突かないで、鼻。」 |
ふたご2 |
「指に鼻の油も付きますからね。」 |
ふたご1 | 「冷戦時代も今は遠い思い出になりつつありますが。」 |
ふたご2 |
「15年もたちますとね。」 |
ふたご1 |
「CIAのスパイとして雇われた元共産国の外交官が、スパイ行為の代償としての生活保障の約束が履行されていないとして訴えましたが、却下されたそうです。」 |
ふたご2 | 「却下ですか。」 |
ふたご1 |
「裁判をすると当時の機密が明らかにされてしまうというのが却下の理由です。」 |
ふたご2 |
「たしかに機密は守ってこその機密ですが。」 |
ふたご1 |
「やっていることが裏の仕事ですから、守ってもらえるかどうかも保証がないのですね。スパイのあなたは気をつけるように。」 |
ふたご2 | 「さすがに見てるスパイはいないと思いますが。」 |
ふたご1 | 「かといって約束を守らないからといって裏切ったりするとそれはそれでまた命が危なかったりするので悩みどころです。」 |
ふたご2 | 「裏ですからねえ。」 |
ふたご1 | 「そこでです。スパイの皆様におすすめしたいこちらの商品。」 |
ふたご2 | 「なんですか。」 |
ふたご1 | 「この指輪をつかえばあなたは約束をきちっと守ってもらえるようになります。」 |
ふたご2 | 「ほうそれはどんな指輪ですか。」 |
ふたご1 |
「たとえば約束を破られたとします。」 |
ふたご2 |
「守ってもらえないじゃないですか。」 |
ふたご1 |
「そしてその後、なにか口実をつけて約束した相手と食事をする席を設けます。」 |
ふたご2 | 「はあそれで。」 |
ふたご1 |
「相手が横を向いたときに、飲み物にこの指輪からさらさらと粉を出します。」 |
ふたご2 |
「毒ですか。」 |
ふたご1 | 「この粉は無味無臭ですが、胃酸に触れると化学変化を起こしまして。」 |
ふたご2 |
「相手を死に至らしめるのですね。」 |
ふたご1 |
「いえ、結晶化して針の形に変わります。」 |
ふたご2 | 「ああそれで胃を刺すと。」 |
ふたご1 |
「こうして、誰にも気づかれずに相手に針千本飲ますことができるのです!」 |
ふたご2 |
「それだけかいっ!」 |
ふたご1 | 「針の先は丸くなっている安全加工!」 |
ふたご2 | 「やかましいっ!」 |
ふたご1 |
「3月3日は中国でも耳の日だったそうですが。」 |
ふたご2 |
「あらそうなんですか。」 |
ふたご1 |
「日本の耳の日は『3』を『み』とも読むところから来たのですがはたして中国はどこから来たのか。」 |
ふたご2 |
「よくわかりませんが。」 |
ふたご1 |
「願わくば中国の古代の暴君紂王が、『最初に「耳炒め」などを食べた日』でない事を祈りますよ。」 |
ふたご2 | 「祈る必要はないと思いますよ。」 |
ふたご1 |
「イギリスのバイオ企業、ゼノバグループが作った禁煙のためのワクチンが、最初の臨床試験で効果があったと発表したそうです。」 |
ふたご2 | 「禁煙ワクチンですか。」 |
ふたご1 |
「体内でニコチンに対する抗体を作って、脳にニコチンが入るのを防ぐ効き目があるそうなのです。」 |
ふたご2 |
「なんでも開発しますねえ。」 |
ふたご1 |
「このワクチンを投与したグループの禁煙成功率が、なんと最高で38パーセント!」 |
ふたご2 |
「…それって、すごいんですか。」 |
ふたご1 | 「4割治れば上等ではないですか。」 |
ふたご2 | 「まあ医学分野ですからねえ。」 |
ふたご1 |
「ちなみに、ニセのワクチンを投与したグループの禁煙成功率が8パーセント!」 |
ふたご2 |
「じゃあ実質30パーセントですか。」 |
ふたご1 | 「次回はもっと禁煙できなくするようなニセワクチンを開発して欲しいですね。」 |
ふたご2 |
「下を見るな下を。」 |
3月4日、ワクチン大辞典 |
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