ふたご1 「ボール紙を段にしたからダンボール。ということは、ボール紙の黒帯ということに!?」

ふたご2

「どういうことでも興味はないです。」

ふたご1 「韓国の国会議員が『爆弾酒掃討クラブ』という議員連盟を作ったそうです。」

ふたご2

「爆弾酒ですか。」

ふたご1

「ビールにウィスキーや焼酎を混ぜるという強烈なものです。そして外交団などがソウルに来た時には一気飲みさせるのが慣例だったというのですからたいへんなものです。」

ふたご2「そうとうきついですねえ。」

ふたご1

「『韓国のイメージが落ちる』ということで爆弾酒やめようキャンペーンを張ったわけですが、これには『爆弾酒はロマンだ』と反発する声も強いとか。」

ふたご2

「ロマンですか。」

ふたご1

「酒を混ぜることがどうしてロマンなのかよくわかりませんが。」


ふたご2「まあ酔っ払いには理屈は通じませんから。」

ふたご1

「ともかくそういう無茶な飲みっぷりをしていては命に関わりますのでほかのほうでロマンを求めていただきたいですね。」

ふたご2「それがいいですね。」

ふたご1 「しかし韓国では石焼ビビンバやユッケのようにいろいろなものをまぜるのがお国柄となっているわけですから、爆弾酒がロマンと言うのもわからなくもないです。」

ふたご2「ついさっきわからないと言ってませんでしたか。」

ふたご1「ですからもう少し体にいい物を混ぜればいいのではないかとも思います。」

ふたご2「いいものですか。」

ふたご1

「たとえば栄養ドリンクを混ぜて爆弾栄養ドリンクにするとか。」

ふたご2

「体によくないとは思いますが。」

ふたご1

「ダンベルと胃薬を混ぜて筋肉を鍛えられる胃薬にするとか。」

ふたご2

「胃の筋肉は鍛えられないでしょうが。」

ふたご1 「ミックスジュースとミックスナッツとミックスベジタブルを混ぜてミックスが多いミックスによるミックス栄養がありそうななにかのミックスを作るとか。」

ふたご2 「混ぜすぎにもほどがあります。」

ふたご1

「伊藤忠商事が『提灯ボトル』という新しいペットボトルを開発したそうです。」

ふたご2「提灯ですか。」

ふたご1

「ペットボトルの飲み物を途中まで飲んだときに、ボトルを縮めて小さいボトルにできるというのです。」

ふたご2

「なるほど。」

ふたご1 「前々から私は飲みかけのペットボトルの上の空間部分がもったいないと感じていました。」

ふたご2「感じてましたか。」

ふたご1

「あそこに飲み物が満たされていない状況が不満で仕方ありませんでした。」

ふたご2

「もう一本買えばいいじゃないですか。」

ふたご1

「いらだちのあまりに、見切り発車してつい中で船の模型を組み立ててしまっていました。」

ふたご2

「飲みかけではなかったですか。」

ふたご1

「のどにマストや舵が突き刺さったことも一度や二度ではありませんでした。」

ふたご2「一度で懲りてください。」

ふたご1 「そこでこの提灯ボトルです。これがあれば無駄な隙間も最低限の大きさにおさえられます。」

ふたご2「まあそうですね。ごみの低容量化にも役立ちますしね。」

ふたご1

「中に作る船もヨットですみますしね。」

ふたご2

「まだ作るんかい。」

ふたご1

「しかしペットボトルの大きさを変えるというのは今までにない発想でした。これが出てきたからにはいろいろな新製品が次々と生まれてくることが予想されます。」

ふたご2

「たとえばどんなのですか。」

ふたご1 「逆に最初は小さくて、徐々に大きくなるようなペットボトルとか。」

ふたご2 「あとから量が増えるんですか。」

ふたご1

「何しろどんどん大きくなりますから。」

ふたご2

「大きく?」

ふたご1
「もやしドリンクは成長が早いですからね。」

ふたご2

「現物入りかっ!」

ふたご1
「ご当地ドリンクとして屋久杉ドリンクもあるよ!」

ふたご2 「何年物だ!」

9月16日、屋久杉花粉症。

 

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そこらへんでウダウダと双子が語り合う、毒にも薬にもならないものである!