ふたご1
「徳川四天王の一人、榊原康政の子、榊原康勝は、痔のために桃山・江戸期を駆け抜けた26年の生涯に幕を閉じたのであった。」

ふたご2

「まあ当時はウォシュレットもありませんでしたから。」

ふたご1
「三菱自動車が車の内装用樹脂に竹の繊維を採用することになったそうです。」

ふたご2

「竹ですか。」

ふたご1

「これまでの樹脂に比べて重量が三割程度削減できますし、入手や育成もほかの素材に比べて簡単だという利点もありますからね。」

ふたご2
「なるほど。」

ふたご1

「ゆくゆくは自動車の車体すべてを竹にすることも可能でしょう。」

ふたご2

「いやさすがにそれは。」

ふたご1

「中国ではビル作りの足場に鉄ではなく竹の足場を組んでいるのですから。」

ふたご2
「それとこれとは話は別では。」

ふたご1

「車に鬼畜米英が乗っていたときも竹やりで簡単につけそうですしね。」

ふたご2
「車にとってはまったくメリットになりませんよ。」

ふたご1
「こういった新素材を導入することで石油消費などを抑えることができ、地球環境の保全にもつながるわけです。」

ふたご2
「それはわかりますが最小限の安全性は確保してもらいたいところです。」

ふたご1
「そのへんは大丈夫です。綿を使ったふかふか自動車ならばいざぶつかっても安全です。」

ふたご2
「衝突の勢いを完全になめているとしか思えませんが。」

ふたご1

「そういう場合は紙で作った自動車ならばいざという時には香典袋などにもなり安心です。」

ふたご2

「自分自身の葬式には香典はいりませんよ。」

ふたご1

「韓国のLG電子が、キムチから抽出した酵素で殺菌作用を持つエアコンを開発したそうです。」

ふたご2

「キムチでですか。」

ふたご1

「このエアコンは鳥インフルエンザを防ぐことを目的としてつくられたものだそうで、研究所の調査によるとH5N1型ウイルスを除去できたとのことです。」

ふたご2
「それはすごいですねえ。」

ふたご1

「ただ科学的な証拠は出ていないわけですが。」

ふたご2
「出てないですか。」

ふたご1

「それはともかく、キムチや納豆などの発酵食品を食べると細菌やウィルスに対する抵抗力が増加するのは知られていますから、おおいにとることはよいことです。」

ふたご2

「エアコンのフィルターは食べられませんが。」

ふたご1
「フィルターから出た菌によって生野菜やごはんやプリンが発酵してキムチになるのではないのですか?」

ふたご2
「酵素は菌と違いますよ。」

ふたご1

「どうせならそれくらいのことをしてくれてもよいと思いますが。」

ふたご2

「エアコンというより細菌兵器ですよ。」

ふたご1

「しかしこうなったらほかの国も黙っていてはいられないでしょう。」

ふたご2

「黙っていてほしいですが。」

ふたご1

「日本メーカーはあらゆるものをぬか漬けや納豆にするエアコンを。」

ふたご2
「ねばねばしそうですねえ。」

ふたご1
「フィンランドではあらゆるものをシュールストレミングにするエアコンを。」

ふたご2
「そんな世界一くさい缶詰にされても。」

ふたご1

「そういったお国柄が出るエアコンの時代もよいではないですか。」

ふたご2

「よさがまったくわかりませんよ。」

 

ふたご1

「そうなれば洗濯機も必然的に発酵方面に。」

ふたご2

「行かないでもらいたいですが。」

ふたご1
「Tシャツもジーンズもお気に入りのおしゃれ着もあっという間に漬け物風味に。」

ふたご2
「何のメリットが。」

ふたご1

「鳥インフルエンザはエアコンの下よりも家の外で感染する確率のほうが高いじゃないですか。そうなった時にあなたを守ってくれるのはむしろ衣服のほうです。」

ふたご2

「そうかもしれませんがねえ。」

ふたご1
「こうした衣服や空気が発酵するものに囲まれれば、体質も改善されて細菌やウイルスなどはまったく入る余地がなくなるというものです。」

ふたご2

「そこまでになりますか。」

 

ふたご1
「握手をしただけで糸を引いて開いてと離れなくなるぐらいになればそうなるでしょう。」

ふたご2
「自分が発酵してますよ。」

2月17日、ねばねばねばねばねばねばねばねば。


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