ふたご1

「『麩菓子中華』はじめました!」


ふたご2

「わあすっかすか。」


ふたご1
「共産党の機関紙、『しんぶん赤旗』のモスクワ支局が閉鎖されるそうです。」

ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「ソ連崩壊の影響で共産主義の家元のニュースを伝える価値がなくなったそうですが。」


ふたご2
「崩壊は15年前ですよ。」

ふたご1

「ひょっとしたら復活するんじゃないかという望みを持っていたのかもしれません。」


ふたご2

「そんな望みで15年も。」


ふたご1

「ネオソ連の復興をたくらむ組織の存在は把握していたのですが。」


ふたご2
「ネオナチみたいなものですか。」
ふたご1

「ネオレーニンやネオトロツキーやネオスターリンが所属するネオボリシェビキです。」


ふたご2
「安直なネオ組織ですね。」

ふたご1

「15年間、ネオ10月革命を起こしてロシアをソビエトに変えてしまおうとチャンスをうかがっていたのですが、いつまで待ってもネオ2月革命が起こらないので。」


ふたご2
「いや同じ順序で革命をする必要はないんじゃないんですか。」

ふたご1
「ネオメンシェビキやネオ社会革命党にネオロマノフ朝を打倒してもらわなくてはネオ2月革命は起こらないので、今はネオロマノフ朝ネオロシア帝国の再建に取り掛かっているところです。」

ふたご2
「本末転倒もはなはだしいですよ。」

ふたご1

「というわけで日本でもネオ大黒屋光大夫が遭難してネオロシア帝国に漂着してもらわないと困るので、日本ではネオ江戸幕府の再建に取り掛からなくては。」


ふたご2

「よその国まで巻き込まないでください。」


ふたご1

「1950年代から60年代にかけて、CIAが自民党有力者や、社会党右派に資金援助をしていたことが明らかになったそうです。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「当時は冷戦華やかなりし時代だったので、日本の共産化を阻止するための工作だったのでしょう。」


ふたご2
「なるほど。」

ふたご1

「もちろん当時はソ連側もありましたので、共産党やそのほかに援助をしていたのではないかとも思われます。」


ふたご2
「それはそうでしょうねえ。」

ふたご1

「こうやって、他国の政治状況が時刻にとって有利になるように働きかけるのが政治工作の醍醐味というものです。」


ふたご2

「醍醐味といわれましても。」


ふたご1

「ですからほかの党もそういった各種勢力の影響を受けていたのではないかとも思われます。」


ふたご2
「そうなんですか。」

ふたご1

「例えば日本愛酢党が黒酢の生産国である中国の援助を受けていたりとかですね。」


ふたご2

「そんなに中国の国運を左右するほどの輸出品ですか酢は。」


ふたご1

「開星論のUFO党はやはりカップやきそば推進同盟から。」


ふたご2

「日清食品ですが。」


ふたご1

「スポーツ平和党はモンゴル政府から。」


ふたご2
「モンゴリアンチョップだけじゃないですか。」

ふたご1
「医薬品につける絵文字が二年ぶりに改定されるそうです。」

ふたご2

「絵文字ですか。」


ふたご1

「昔からよくあるでしょう。食間に飲む薬というから食べている間に飲む人がいるとか、座薬と書いてあるから座って飲んだとかいう話が。」


ふたご2

「ありますね。」


ふたご1

「そういった事故を防ぐために使用法をわかりやすく絵文字で表記しているのです。」


ふたご2

「それはよいことですね。」


ふたご1
「しかし絵文字にはもっといろいろな可能性があるのではないかと思う次第です。」

ふたご2
「どういうことですか。」

ふたご1

「たとえば薬が嫌いな人とかいますよね。病気を治すためには飲まなければならないのに。」


ふたご2

「そうですね。」


ふたご1
「そんなときには薬はあなたを愛していますよという意味でハートマーク。」

ふたご2

「そんな薬側からアプローチされても。」


ふたご1
「副作用で死ぬかもしれないけどゴメンネ!という意味で(>▽☆)/といった絵文字。」

ふたご2
「ゴメンネ!じゃねえよ。」

7月21日、● この薬はききません。

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