「にがにがしいおもいのにがつ。」
「苦い季節ですか。」
「韓国での調査によると、犯罪組織に所属していた構成員のほうが、警察官よりも自分の仕事に満足している割合が高いということだそうです。」
「犯罪組織の構成員が７９．３％、別の調査ですが、警察官が６５％ほどで、自分の人生に満足しているそうです。」
「そんなにいいものですかね犯罪組織というのは。」
「まず警察官より給料がいいですね。」
「あと、犯罪を犯した警察官はクビですが、犯罪組織では犯罪を犯すとほめられます。」
「まあ犯罪組織ですから。」
「ということは、犯罪組織員は正当な理由がなくて合かぎ、のみ、ガラス切りその他他人の邸宅又は建物に侵入するのに使用されるような器具を隠して携帯していてもいいし、公共の会堂、劇場、飲食店、ダンスホールその他公共の娯楽場において、入場者に対して、又は汽車、電車、乗合自動車、船舶、飛行機その他公共の乗物の中で乗客に対して著しく粗野又は乱暴な言動で迷惑をかけても問題はないのです。」
「いや日本の軽犯罪法が韓国で法に触れるかはわかりませんが。」
「そういう人が、３５％いるということになりますね。」
「ならんでしょうが。」
「ですから警察官の仕事の満足度高めるためには、そうした警察官の心情を解決してあげる必要があるわけです。」
「むしろ別の職を探したほうがいいと思いますがねえ。」
「警察の地下には射撃練習場があります。」
「それと同じように、犯罪練習場を作ってその中で思う存分犯罪を犯させるのです。」
「大丈夫です。練習と本番は違いますから。」
「大丈夫と思える根拠がわかりませんが。」
「練習だけでなくて結果を出したいと思えば、警察署対抗の犯罪試合を組むという方法もありますね。」
「それはやはり審判の買収とかで。」
「そこまで犯罪かよ。」
「そして警察界一の犯罪警察となった警察署が、犯罪組織との犯罪最終決戦に挑むわけです。」
「何が最終決戦か。」
「頂点を目指して、犯罪という競技で流す汗、美しい。」
「いのしし年ですが。」
「中国ではいのししと豚はほとんど区別されないのです。」
「そうなんですか。」
「西洋では蝶と蛾を区別しないようなものです。」
「なるほど。」
「豚を不定な動物として嫌うとするイスラム教徒への配慮だそうです。」
「何しろ豚は不浄な動物ですから、豚肉を切ったことがある包丁で料理したものも食べないといいます。豚を放送したことがあるテレビを見るのも戒律に触れるかもしれません。」
「そこまでになりますか。」
「西田敏行と左とん平だけではなくて。」
2月2日、星三つです。
