ふたご1 |
「船坂山や杉坂と御跡慕いて院庄♪微衷をいかで聞こえんと 桜の幹に十字の詩♪ |
ふたご2 |
「児島高徳の歌など21世紀の人は知りませんし、十字じゃないし。」 |
ふたご1 |
「中国公安省の調査で、最も多い姓が発表されたそうです。」 |
ふたご2 |
「姓ですか。」 |
ふたご1 |
「今までは李さんが一番多いと思われていましたが、実は王さんが一番多いそうです。」 |
ふたご2 |
「へえ。」 |
ふたご1 |
「しかしそれでも両方とも一億人近くいるらしいのです。」 |
ふたご2 |
「さすがに多いですねえ。」 |
ふたご1 |
「両方あわせると中国の人口の六分の一です。」 |
ふたご2 |
「そう考えるとさらに多いですね。」 |
ふたご1 |
「12人いればうち2人は王さんと李さんです。」 |
ふたご2 |
「計算上はそうなりますね。」 |
ふたご1 |
「ですからたぶん女子十二楽坊のうち二人は王さんと李さんです。」 |
ふたご2 |
「まあそうかもしれませんね。」 |
ふたご1 |
「キリストの十二使徒のうち二人は王さんと李さんでしょう。」 |
ふたご2 |
「それは中国人じゃないですし。」 |
ふたご1 |
「十二支のうち二つは王さんと李さんでしょう。」 |
ふたご2 |
「もはや獣じゃないですか。」 |
ふたご1 |
「男が門を出て出会う七人の敵のうち一人は王さんか李さんです。」 |
ふたご2 |
「ああよかった人に戻った。」 |
ふたご1 |
「おそ松くんの兄弟のうち一人は王さんか李さんです。」 |
ふたご2 |
「六つ子なのだから姓は同じだ。」 |
ふたご1 |
「室町時代に六分の一衆と呼ばれた山名氏のうち六分の六人は王さんか李さんです。」 |
ふたご2 |
「六分の一を六分の一で割るな。」 |
ふたご1 |
「アメリカのスーパーヒーローと言えばスーパーマンです。」 |
ふたご2 |
「いろいろありますが元祖ですからね。」 |
ふたご1 |
「スーパーマンと言えば手で列車を止めたり、目で銃弾を跳ね返したり、アニメになるととたんにアゴが出てきたりする無敵のヒーローですが。」 |
ふたご2 |
「それはスーパーパワーなのか。」 |
ふたご1 | 「たった一つだけ弱点がありまして、生まれ育ったクリプトン星の残骸であるクリプトナイトに近づくと、スーパーパワーが無くなってしまうのです。」 |
ふたご2 |
「そうですね。」 |
ふたご1 |
「しかしこのほどクリプトナイトそっくりの鉱物が発見されたそうなのです。」 |
ふたご2 |
「ええっ。」 |
ふたご1 |
「ロンドン自然史博物館のクリス・スタンレー博士が発見したこの物質は、作品中で紹介されているクリプトナイトとほぼ同じ組成の物質なのです。」 |
ふたご2 | 「あるものですねえ。」 |
ふたご1 |
「ただ漫画だと緑色なのですが、こちらは白くて、本物が放つ放射性もないそうですが。」 |
ふたご2 |
「まあそこまでうまくいきませんね。」 |
ふたご1 |
「しかし架空のスーパーヒーローの物質に近いものが出てくるというのは、まさに事実は小説よりも奇なりを地でいった形です。」 |
ふたご2 |
「まあ小説ではありませんが。」 |
ふたご1 |
「日本で言うと、あれですね。」 |
ふたご2 |
「なんですか。」 |
ふたご1 |
「ドラえもんの弱点であるネズミが発見されるようなものです。」 |
ふたご2 |
「いや明らかにネズミが先にあったでしょうが。」 |
ふたご1 |
「ジャイアンの弱点である母ちゃんが発見されるようなものです。」 |
ふたご2 |
「ジャイアンがいなかったら、その人はただの女性です。」 |
ふたご1 |
「ルパン三世の弱点である、盗みをしたいという自らの反社会的な欲望をどうしても押さえきれない弱い心が発見されるようなものです。」 |
ふたご2 |
「そんな重い話ではなかったような気が。」 |
ふたご1 |
「サザエさんの弱点である、自らを変化させようとする向上心を阻む硬直化した世界が発見されるようなものです。」 |
ふたご2 |
「そんな話は日曜の夕方にやりません。」 |
4月27日、10ぽんアニメの弱点である色味が発見される。 |