「サーフィンインザUGA！」
「内陸国のウガンダでサーフィンをするのはなかなかたいへんですね。」
「イギリスで新生児の名前の調査が行われたのですが。」
「その結果、昨年イギリスで生まれた男の子の名前で、2番目に多いのがムハンマドだったということがわかったのです。」
「イギリスと言えばジャックとかジョンとかのイメージですが。」
「近年ではバングラデシュなどからのイスラム系の移民が多いですし、それらの家庭は出生率も高いのでこういう結果になったそうです。」
「代表的なイギリス人の名前がジョン・スミスだったのが、ムハンマド・スミスになるひも遠くないのかも知れません。」
「いやムハンマドと名付ける家庭の姓はスミスとは違うでしょうが。」
「もし猟奇犯罪事件が起これば犯人は切り裂きムハンマドに。」
「ジャックですけど。」
「たしかに『ハーイ！ジャック！』と言うことからハイジャックと言うようになったそうですけどねえ。」
「イギリス落語家も桂ムハンマドムハンマドに。」
「それは桂雀々で日本上方落語家。」
「とある芸術家が、フランスで逮捕されたそうです。」
「またなんでですか。」
「モンブランの山頂を赤く塗ろうとしたというのです。」
「地球環境問題へのメッセージとして、氷山を赤く塗ったり、脂肪吸引で取り出した自分の脂肪をミートボールにしたりしているそうです。」
「しかしかつて同じような計画は結構行われているのです。」
「なんですか。」
「たとえば最近は中国で、山を緑化のために緑色のペンキで塗ったということが。」
「そして風水のために山を赤色に塗った人まで出てきました。」
「山を塗るほどのペンキの代金をほかに使ったほうがいいとは思いますが。」
「そして第二次世界大戦中には、日本人の精神にダメージを与えることを目的として、富士山をペンキで真っ赤に塗ろうとした米軍の存在が。」
「むしろそういう計画を思いつく相手に負けたというほうがダメージがでかいです。」
「そういうことから考えると、今回の芸術家の行動には先駆性がないですね。」
「なにをですか。」
「やはり、森林資源を浪費する紙を大量に使う現代社会への警鐘としてですね。」
「はあ。」
「郵便ポストを赤く塗るとかですね。」
「もともと赤いですよ。」
「そう、そのもともと赤いものをさらに赤く塗るという無意味な行為、我々人間の活動もそれと同じような無意味な行為をしているのではないかという警鐘です。」
「ただ、フランスのポストは黄色、アメリカのポストは青、中国のポストは緑なんですが。」
「全く意図と違いますよ。」
「仕方がないので赤く塗ってからふたたび赤く塗り直すという警鐘の長期計画を。」
「その間に当局に塗り直されそうですが。」
「さらにその上に赤いペンキを何度も重ね塗りすることで、輪島塗のような美しいポストになるという警鐘が！」
6月8日、闘魂警鐘。
