ふたご1

「昔浦島は助けた亀にに連れられて竜宮城に行ってみれば、絵を描いたらスパイ容疑で捕まった。」


ふたご2

「軍事拠点なのか竜宮城。」


ふたご1

「イギリスの国内防諜組織として有名なMI5ですが。」


ふたご2
「MI6が007ですね。」

ふたご1

「このたび、MI5の長官が初めて公式に新聞のインタビューに答えたそうです。」


ふたご2

「初めてなんですか。」


ふたご1

「MI5に関する謎のベールは厚く、長官の名前が明らかになったのものごく最近だそうです。」


ふたご2
「それはすごいですね。」
ふたご1

「そんなわけなので、議会でMI5のことを語るのも一苦労でした。」


ふたご2

「そうなんですか?」


ふたご1

「誰も長官の名前を知らないので、『あの御方』や『テムズハウスの御前』と呼ぶほか無かったとか。」


ふたご2

「悪の組織みたいですが。」


ふたご1

「しかし、昨今の情報公開の流れにより、公開せざるを得なくなった、と見られています。」


ふたご2

「まあしかたないですね。」


ふたご1

「しかしこれは一面的な見方に過ぎません。」


ふたご2

「そうなんですか?」


ふたご1

「諜報の分野ではあえて敵に情報をつかませることで、自分たちの思うように相手を誘導するという戦術があります。」


ふたご2

「そうなんですか?」


ふたご1

「今回も新聞インタビューに答えることで、相手を思うように操ろうというのです。」


ふたご2

「そんなことができるんですか。」


ふたご1

「まず、MI5のトップが新聞インタビューに答えるとなれば、MI5の敵は新聞を確認して情報を集めようとするでしょう。」


ふたご2
「まあそうですね。」

ふたご1

「しかし、日本と違ってイギリスでは新聞の宅配制度はあまりポピュラーではなく、発行部数も少ないのです。」

ふたご2

「そうなんですか。」


ふたご1

「ですから、窓ガラスを拭く時には濡らした新聞紙で拭けばきれいになるという知恵袋もあまりポピュラーではないのです。」


ふたご2

「いやそうかもしれませんが。」


ふたご1

「そこにこの豆知識を教えるとどうでしょうか。是が非でも万難を排してでもためしてみたくなるでしょう。」


ふたご2

「なりますか。」


ふたご1

「つまり、近隣で急激に窓ガラス用洗剤の消費量が減った家があれば、それこそが敵の住まいです!」


ふたご2

「見つけられるかそんなもの。」


ふたご1

「JA福岡中央が、ごはんから作ったうどんを開発したそうです。」


ふたご2

「お米からなら作れそうですけどねえ。」


ふたご1

「いえ、JA福岡中央が画期的なのは、炊いたご飯からうどんを作れると言うことなのです。」


ふたご2

「なんでまたわざわざごはんから。」


ふたご1

「よくありませんか?ご飯は炊いたものの、本当はうどんが良かったというようなことが。」


ふたご2

「そんなにはないですけどねえ。」


ふたご1

「そこでご飯を素早くうどんに変換できれば、こんなにいいことはないでしょう?」


ふたご2

「そうなんですかねえ。」


ふたご1

「この技術を育てていけば、炊いたご飯からパンやパスタも作ることが出来るようになり、夕食前のシフトチェンジも容易に!」


ふたご2

「なるんですか容易に。」


ふたご1

「きつねうどんからビーフストロガノフ、たぬきうどんからハヤシライスへの変換も用意です。」


ふたご2
「きつねうどんのどこにストロガノフ的要素があるんですか。」

ふたご1

「そこらへんはJA福岡中央のがんばり次第です。」


ふたご2

「過大な期待をかけすぎです。」


ふたご1

「さらにがんばれば、ごはんをやめて風呂にしたりも自由自在です。」


ふたご2

「もうジャンルもへったくれもないですが。」


ふたご1

「それともあ・た・し?」


ふたご2
「とりあえず持ちにしてからノドに詰めてください。」

1月9日、ねるねるねるね。

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