ふたご１

「荒れ果てた城の貴公子、滝廉太郎でーす!!」


ふたご２

「そんな嫌な調子の乗り方をする人ではなかったと信じたいところです。」


ふたご１

「アメリカですが。」


ふたご２
 「はい。」
ふたご１

「アイルランドですが。」


ふたご２

「どっちやねん。」


ふたご１

「アメリカの駐アイルランド大使が決まったそうです。」


ふたご２
 「まあ確かに両方の話ではありますが。」
ふたご１

「プロアメリカンフットボールの名門チーム、ピッツバーグ・スティーラーズのオーナーが新しい大使に選ばれたそうです。」


ふたご２

「また変わった人選ですね。」


ふたご１

「日本で言うと、読売ジャイアンツのオーナーやソフトバンクホークスのオーナーや楽天イーグルスのオーナーが大使になるようなものです。」
ふたご２

「どえらい人選ですね。」
ふたご１

「スティーラーズのオーナーはアイルランド系移民の出身のため、この人選はアイルランド側にも歓迎されたそうです。」


ふたご２

「アメリカはアイルランド系も多いですからね。」


ふたご１

「日本でもこうした大使の決め方をすると、対象国に歓迎され、また、なじみのある人が大使になることで、自国でも対象国に関心のある人が多く生まれるのではないでしょうか。」


ふたご２

「でも日本にはそんなに世界各地の国とゆかりのある有名人っているんですか。」


ふたご１

「たとえばアメリカ大使に西田ひかるさんとか。」


ふたご２

「確かにアメリカ育ちだったような気はしますが。」


ふたご１

「さらに毎日のようにバースデーパーティーが開けますので、パーティ好きのアメリカ人も大喜びです。」


ふたご２

「ここ数年は見てませんが西田ひかるのバースデーパーティー。」


ふたご１

「そしてスペイン大使ですが。」


ふたご２
 「いましたかねえ。」

ふたご１

「西田ひかるさんです。」


ふたご２

「なんでやねん。」


ふたご１

「スペインを漢字で書くと西班牙、略して西です。」


ふたご２

「それだけか。」


ふたご１

「それだけでなく、『いつも誰かに恋してるッ』、『いつか誰かと朝帰りッ』というドラマで、西田ひかるさんは宮沢りえさんの恋敵として出演しています。」


ふたご２

「二十年近く前のドラマじゃないですか。」


ふたご１

「そして宮沢りえさんは丑年生まれです。」


ふたご２

「はあ。」


ふたご１

「つまり牛と戦ってきた彼女を、闘牛でおなじみのスペインの人が歓迎しないわけはないでしょう。」


ふたご２

「その経緯を説明して理解してくれるスペイン人がいるわけないと思いますが。」


ふたご１

「そしてジンバブエ大使ですが」


ふたご２

「ひょっとして。」
ふたご１

「西田ひかるさんです。」
ふたご２

「やっぱりか。」


ふたご１

「西田ひかるさんといえば、フルーチェやシチュー、ポップコーンといったハウス食品のCMに数多く出演したことで知られています。」


ふたご２

「いまさら言うのもなんですが、全般的に話題が古いですよ。」


ふたご１

「そしてジンバブエの国名は『グレートジンバブエ』というでっかい石の家からとられました。つまり家国家です。そんな国がハウスタレントである西田ひかるさんを歓迎しないわけはないでしょう。」


ふたご２

「その国とタレントのジャンルが初耳過ぎます。」


ふたご１

「神戸といえば神戸牛ですが。」


ふたご２
 「いろいろありますけどね。」

ふたご１

「神戸牛の名店に案内してくれる『神戸牛タクシー』が4月から走り出すそうです。」


ふたご２

「へええ。」


ふたご１

「これは他の肉産地でも取り入れると、お客が増えていいですね。」


ふたご２

「そうですね。」


ふたご１

「ただ、神戸から遠いところだと、お客が気付いてしまうリスクも増えますが。」
ふたご２
 「神戸で走らせなくてもいいです。」

3月20日、西田ひかるの本名、えびひかる。

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