ふたご1

「お客様の中にお医者様がいらっしゃいましたら、ごいっしょに、ポテトはいかがですか?」


ふたご2

「医者の手をべとべとにしてどうする。」


ふたご1

「中国や世界で有名なジャッキー・チェンさんやアンディ・ラウさんですが。」


ふたご2
「それはもう世界で有名ということですが。」

ふたご1

「中国国内では、ジャッキー・チェン印の商品やアンディ・ラウ印の商品が出回って問題になっているそうです。」


ふたご2

「それはもしや無許可ですか。」


ふたご1

「無許可なのはもちろんなのですが、中国国内の著作権法では有名人の名前を勝手につけることを取り締まる規定自体がないそうです。」


ふたご2
「そりゃこまりましたねえ。」
ふたご1

「おかげで、ジャッキー・チェン印の棺桶などが出回る始末です。」


ふたご2

「なんだか葬式の最中にふたが蹴り上げられて死体が生き返りそうです。」


ふたご1

「アンディ・ラウ印のソーセージなども出回っています。」


ふたご2

「いったい何の肉なのか気になるところですが。」


ふたご1

「サモ・ハン・キンポー印のハムよりはヘルシーそうです。」


ふたご2

「だいぶやせましたよ。」


ふたご1

「この事から考えると、『桃太郎印のきびだんご』が存在するドラえもんの未来世界は中国ではないかと見られています。」


ふたご2

「いやそれは違う。」


ふたご1

「女性首相として有名なウクライナのチモシェンコ首相ですが。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「髪型を思いきってチェンジしたそうです。」


ふたご2

「…しょうもないニュースですね。」


ふたご1

「それがそうでもないのです。」


ふたご2

「そうなんですか?」

ふたご1

「ティモシェンコ首相は編んだ髪を頭に巻き付けるヘアスタイルを主にしているのですが、このたび、後ろに束ねた髪型で登場したのです。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「ティモシェンコ首相は以前にもこの髪型をしたことがありました。ティモシェンコさんは当時首相復帰を目指す重要な局面を迎えていた時だったのです。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「そのため、今回の髪型の変化は何かの前触れではないかと、ウクライナでは騒ぎになっているそうです。」


ふたご2

「考えすぎじゃないですかねえ。」


ふたご1

「いえ、政治というのはささいなことがメッセージとなるものですから、そう取られても仕方ありません。」


ふたご2

「そういうものですか。」


ふたご1

「しかし、ウクライナ政界の見方は甘いです。」


ふたご2

「なにがですか。」


ふたご1

「髪型にばかり気を取られていて、もっと重要な変化に気がついていません。」


ふたご2

「特に他に違った点があるように思えませんが。」


ふたご1

「よく見てください、普段のティモシェンコ首相は編んだ髪を頭に巻き付け、髪全体を上に持ち上げています。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「一方、変わったティモシェンコ首相は、髪を後ろに束ねています。」


ふたご2

「そうですけど。」


ふたご1

「つまり、普段の髪型は髪を持ち上げることで顔全体を上に引っ張り上げる効果があるのです。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「一方、後ろに束ねる髪型ではそういう効果がありません」


ふたご2
「はあ。」

ふたご1

「しかし、顔は普段のティモシェンコ首相と変わっていません。ということは。」


ふたご2

「ということは?」


ふたご1

「そう、髪の毛を後ろに束ねたティモシェンコ首相と見える人物は、髪をアップにした時と同じぐらい目がつり上がった、ニセティモシェンコ首相なのです!」


ふたご2

「なんてステロタイプなニセ。」


ふたご1

「あとは全身が緑色で、全身から硫酸の汗を出していれば、間違いなくニセティモシェンコ首相です。」


ふたご2
「まずそっちに気づけ。」

5月15日、ティモシェティモシェ。

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