ふたご1

「はっ!?馬とロバの交雑種であるラバが引く車こそが、世界初のハイブリット車!?」


ふたご2

「意味のない気づきだなあ。」


ふたご1

「兵庫県姫路市の日本工科専門学校の学生が、新たな消防車の開発に着手したそうです。 」


ふたご2
「学生さんがですか。」

ふたご1

「特徴としてはミゼットを主体としているということです。」


ふたご2

「ミゼット?」


ふたご1

「いわゆるオート三輪です。」


ふたご2
「昭和ですねえ。」
ふたご1

「このオート三輪の特徴は、なにしろタイヤが三つです。」


ふたご2

「三輪ですからね。」


ふたご1

「つまりそれだけ車体の軽量化が図れるということです。」


ふたご2

「なるほど。」


ふたご1

「姫路市は細い路地が多いので、小型である消防車が有利となることもあるのです。」


ふたご2

「確かに普通の消防車は大きいですからねえ。」


ふたご1

「このように、街に応じた消防車が有利となる場合もあるというわけです。」


ふたご2

「なるほど。」


ふたご1

「ですからこれからはもっといろいろな車を改造した方がいいと思います。」


ふたご2

「改造ですか。」


ふたご1

「たとえば鳥取では、防塵防砂性能に優れた。対砂漠用戦闘車両を改造してですね。」


ふたご2

「鳥取砂丘を過大評価しすぎでは。」


ふたご1

「そして京都は伝統のある街ですから。」


ふたご2

「はい。」

ふたご1

「ついうっかり、家の中に残っていたごはんに水を掛けてしまうと、『ぶぶ漬け』になってしまい、消防車が帰らなければならないという事態になりかねません。」


ふたご2

「奨めたわけでもないだろう『ぶぶ漬け』。」


ふたご1

「そうならないように、圧倒的な『パン力』を持つ『アンパンマン号』を改造して消防車に。」


ふたご2

「なんなんだパン力。」


ふたご1

「さらにだんじりの街岸和田では、だんじりを改装した消防車に。」


ふたご2

「これはそのままですねえ。」


ふたご1

「人力で引くので、地球に優しいです。」


ふたご2

「まあそうかも知れませんが。」


ふたご1

「あと近隣の住宅を破壊するので、延焼を最小限に防ぐことが出来ます。」


ふたご2

「江戸時代の火消しじゃないんですから。」


ふたご1

「最近の消防車はただ消すだけで昔のような趣がないとお思いの方、ぜひ導入をお考えください。」


ふたご2

「消火に趣をもとめるんじゃない。」


ふたご1

「アメリカでネズミが一種絶滅したそうです。」


ふたご2

「環境悪化ですか。」


ふたご1

「絶滅したのはドブネズミです。」


ふたご2

「ドブの。」


ふたご1

「絶滅したのは自然保護区となっているアリューシャン列島の『ラット島』なのですが。」


ふたご2

「ネズミの。」


ふたご1

「229年前に日本の船が難破した際に移り住んだドブネズミが増えに増えて島の生態系を破壊していたのです。」


ふたご2
「なにしろドブネズミは増えますからねえ。」

ふたご1

「そこで駆除作戦が行われたというわけです。」


ふたご2

「なるほど。」


ふたご1

「巨大なチーズを置かれたネズミとり作戦や、」


ふたご2

「またアナクロな作戦ですね。」


ふたご1

「日本への里帰りキャンペーン推進のおかげです。」


ふたご2
「帰ってくるんじゃない。」

6月19日、帰ってきた!女ねずみ小僧!!

SAKANAFISHホームへ