ふたご1

「長崎から船に乗って長野に着いた〜。」


ふたご2

「信濃川でもさかのぼったんですか。」


ふたご1

「大阪にあると言われる太陽の塔ですが。」


ふたご2

「まあありますけど。」


ふたご1

「このたび40年ぶりにあることがされることになりました。」


ふたご2

「なんですか。」


ふたご1

「点灯です。」


ふたご2

「点灯?」


ふたご1

「目の部分にある明かりがつくのです。」


ふたご2

「そんな機能があったのですか。」


ふたご1

「なにしろ長い間ほったらかしだったので、このような機能があったことを知らない方も多いのではないでしょうか。」


ふたご2

「まあ知らなかったですが、知っていても忘れたと思います。」


ふたご1

「そのようにして忘れられていった機能が太陽の塔には他にもあると言います。」


ふたご2

「あるんですか。」


ふたご1

「まず、中に入れます。」


ふたご2

「そうらしいですねえ。」


ふたご1

「つまり雨風をしのげるということです。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「いざというときには、大阪府の機能を移すことも可能ということです。」


ふたご2

「まあどれだけのいざが積み重ならないのかとも思いますが。」


ふたご1

「さらにそんな時に必要なのが食事です。」


ふたご2

「まあいつでも必要ですが。」

ふたご1

「そんな時のために、てっぺんについているアンテナは缶切りの形になっています。」


ふたご2

「なぜ内部においていてくれなかったんでしょうか。」


ふたご1

「さらに赤い模様の部分は食べられるという情報もあります。」


ふたご2

「40年間の風雨にたえて食えるのですか。」


ふたご1

「そんな時のために、地下には大量のソースが備蓄されています。」


ふたご2

「大阪人だからと言ってなんでもソースがあったら食えるとおもうなよ。」


ふたご1

「そして大阪各地に太陽の塔の目の点滅で指令を出すわけです。」


ふたご2

「そんなに強い光なのですか。」


ふたご1

「そしていよいよ大阪府が動く時が来れば、太陽の塔が立ち上がります。」


ふたご2

「たちあがるといいますと。」


ふたご1

「もちろん地下に収納された足を使って。」


ふたご2

「わあ安直。」


ふたご1

「高い機動力を使って、大阪府が大阪を我が物顔で練り歩きます。」


ふたご2

「我がものですからね。」


ふたご1

「そして疲れたら、内蔵された椅子に座って休みます。」


ふたご2

「座ることを拒否する椅子とか作ってませんでしたか岡本太郎。」


ふたご1

「これで、牛久市や墨田区がいつ襲いかかってきても安心です。」


ふたご2

「牛久大仏や墨田区の金のあれも動くんですか。」


ふたご1

「事業仕分けのおじさんにはひみつだぞ。」


ふたご2
「ひみつにできそうにありませんでしたが。」

ふたご1

「しかし最近は不景気のせいでこういう大きなものができなくなって寂しい限りです。」


ふたご2

「そうですねえ。」


ふたご1

「しかし、そんなことも太陽の塔は計算済みです。」


ふたご2

「そうなんですか。」


ふたご1

「フィギュアなどを目のライトで照らして影絵を作れるのですから…。」


ふたご2
「人類の進歩と調和が影絵か。」

2月27日、これでほんとうに調和が終わったというニュースですね。

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