ふたご1

「そんな!伝統あるお江戸に八百屋町の疑いが!」


ふたご2

「実際には808もないです。」


ふたご1

「あいふぉんぬ、つかってますか?」


ふたご2

「あなたがiPhoneを使っていないということはわかりました。」


ふたご1

「いろんなアプリが使えるのがとてもいいというiPhoneですが。」


ふたご2

「まあいいますね。」


ふたご1

「日本でもそうですが、外国にもとても便利なアプリがあります。」


ふたご2

「それはあるでしょう。」


ふたご1

「そんななか、外国にとても多いある人たち向けのアプリが話題を呼んでいます。」


ふたご2

「なんですか。」


ふたご1

「それはクリスチャン向けの、懺悔アプリです。」


ふたご2

「懺悔?」


ふたご1

「罪を神の前に告白し、許しをこう懺悔です。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「しかし、カトリック教会では、懺悔には聖職者が必要であるといっておりまして。」


ふたご2

「なるほど。」


ふたご1

「そのためiPhoneアプリを使っての懺悔は、懺悔と認められないという見解だそうです。」


ふたご2

「そりゃそうでしょう。」


ふたご1

「そのため、アプリ制作会社のほうも、懺悔の前に懺悔の練習をするツールであるとしているそうです。」


ふたご2

「練習ですか。」


ふたご1

「なかなか懺悔というのはする機会がないものです。」


ふたご2

「そうかもしれませんね。」

ふたご1

「毎日毎日懺悔をする私でも、いざとなると緊張するものです。」


ふたご2

「毎日するぐらいなら根本から改めてくれませんか。」


ふたご1

「そんなときにこの懺悔アプリで心ゆくまで練習すれば、いざという時もつっかえたり、涙ぐんだりせずに済むというものです。」


ふたご2

「なんというか、真摯さが薄れるような気がしますが。」


ふたご1

「時には小粋なジョークも交え。」


ふたご2

「もうだめだ。」


ふたご1

「ポーズもしっかり取って。」


ふたご2

「何のポーズだ何の。」


ふたご1

「時には流し目を神父に。」


ふたご2

「何のために。」


ふたご1

「小腹を満たす軽い食事もとりつつ。」


ふたご2

「食ってから来い。」


ふたご1

「そんあ懺悔も思うがままです。」


ふたご2

「思う時点で懺悔に向いてないぞ。」


ふたご1

「しかしこの考え方は、他の面にも生かせるのではないでしょうか。」


ふたご2

「なんですかそれは。」


ふたご1

「普段やり慣れていないことも、アプリで慣れていれば余裕たっぷりだということです。」


ふたご2

「そうなんですかねえ。」


ふたご1

「ですからあまり慣れていない冠婚葬祭もアプリで体験。」


ふたご2
「なんというか不謹慎な感じもしますがねえ。」

ふたご1

「そんなときのためにこのアプリ。」


ふたご2

「なんですか。」


ふたご1

「この織田信長アプリです。」


ふたご2

「信長?」


ふたご1

「この父親の位牌に抹香を投げつける不謹慎さを何度も見て、不謹慎さに慣れるわけです。」


ふたご2
「何に慣れているのだ。」

2月11日、なれなれなれ。

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