「おお、そうじゃ、これじゃこれじゃ。」
おじいさんは、おかゆをぐつぐつにわかしました。
おかゆのかめにはけいたいようのこんろが
ついていて、いつでもあつあつのおかゆを
つくることができるのです。
ぐらぐらのあつあつになったおかゆのにおいが、
とうげをつつみこみました。

 

じゃあっ。
おじいさんは、ひしゃくでぐらぐらのあつあつの
ちんちんのおかゆを、おじぞうさまのあたまに
かけていきました。
「おじぞうさま、あったまってくれなされよ。」
じゃあっ。じゃあっ。じゃあっ。
おじいさんは、あつあつのぐらぐらのちんちんのおかゆを
のこらずおじぞうさまたちにかけました。
「おじぞうさま、あったまってくださったかのう。」
おじいさんはからっぽになったかめをせおって、
とうげをおりていきました。

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