<<プチ情報>>
新撰組のお話
<<あらすじ>>
「御用改めである!」
新撰組の名を一躍有名にした池田屋事件。寺田屋事件と間違えやすいこの事件の陰に、
驚くべき京都の秘密が隠されていた…。尊王派、佐幕派をあやつり野望を達成せんとする
怪物、岩倉具視。新撰組隊士である梶山右之助は岩倉の野望を防ごうとするが、
京中の宿屋は次々と「町田屋」「川田屋」「太田屋」「田田屋」と名前を変えていく…。
題名の風光るは当時京の町の宿の看板は銀箔で文字が書かれるのが一般的であり、
名前を変える際に看板も新しく作り直され、その作業中に細かくなった銀箔が風に舞い、
きらきらと光る風となり、その銀箔が町ゆく人の目に入り盲人が増え、盲人は三味線を弾き、
三味線の材料となる猫が捕らえられ、猫がいなくなるのでねずみが増え、ねずみは桶をかじるので
桶屋が儲かるという意味である。
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