<<あらすじ>>
竜造寺財閥当主、竜造寺兼光には二人の子供があった。
一人は頭脳明晰、眉目秀麗なスポーツマン、竜造寺兼虎。
そしてもう一人はまったく同じ特徴の弟だった。
しかし、弟が生まれてから兼光は急に忙しくなり、名前をつけるのを
すっかり忘れてしまう。
15年後、名前をつけなくてはならないとおもった兼光だったが、
それでも忙しかったため、兼虎と同じという意味を込めて「同」という意味の記号、
「仝」をつけて、『仝助』と名づける。
父親に相手にされていないことに愕然とした仝助は、いつか世の中から優れた評価を
得たい、「○」を得たいという思いにとらわれていく…。
丸を得るために兄や世界中の企業や郵便受け部と競い合い、のぼりつめて行く仝助の
姿を描く、骨太・ヒューマンストーリー!
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