開催期間 2007.3.24-3.31
第35回嘘競演。テーマは「フランス」
光デパート議長
心に冒険を
ダルタニャン「このままでは王も、フランスも、やつの思うがままになってしまう!」
アトス 「うむ、宰相リリュシュー枢機卿、やつを倒さねばならん!」
アラミス 「そうだ、今こそリシュシュー打倒の時だ!」
ポルトス 「そう、リリュリュー打倒!」
ダルタニャン「待ってろリュシシュー!!俺たち銃士隊がおまえに引導を渡してやるぜ!」
はたしてダルタニャンと三銃士はリシュリュー枢機卿を倒すことができるのか!?
手に汗握るダルタニャン物語・第一部「三銃士」お楽しみに!
◆
ダルタニャン「かつてシリュリューと戦った友である4人が、敵味方に分かれるとは
何という悲劇だ。」
アトス 「だが、立場は敵味方に分かれようとも、我々の友情は永遠だ。
シュリュリュシューの陰謀と戦ったあの頃のままだ!」
アラミス 「そう、リュシュシューですら我々の友情には勝てなかったのだ!」
ポルトス 「こんな困難はすぐに乗り越えてみせる!リシュシュシュシュシュシュ
シュリュー時代の熱い気持ちを思い出すんだ!」
かつてリシュリュー枢機卿と戦ったダルタニャンと三銃士が二十年ぶりに再会したが、
4人は敵味方に分かれ、戦わねばならない運命だった。
何もかも変えてしまった二十年という時間。しかし四人の友情は変わらない!
手に汗握るダルタニャン物語・第二部「二十年後」お楽しみに!
◆
ダルタニャン「なに、国王陛下の愛人がアトスの子のブラディレンヌ子爵の婚約者だ
って?ううむ、この問題はシュリシュシュリュシュー相手とはわけが
違うぞ」
アトス 「我が子ブラシュラレンヌ子爵の婚約者を奪うような者は、たとえ国王
陛下であろうと許すことはできん!シュラシュラシュシュシューと同
じ、怨敵だ!」
アラミス 「ボラボシュラレンヌ子爵の嘆きもわかるな。国王には問題が多い。と
ころで、バスチーユ牢獄にちょっと変わった囚人がいるんだよ、三十
年前にシュリシュリシュラシュー相手にともに戦ったポルトス。」
ポルトス 「かつて長谷川相手にともに戦ったアラミス、それがアトスの子の佐藤
子爵とどんな関係があるっていうんだ?」
かつてリシュリュー枢機卿と戦ったころから三十年。新たな王、ルイ14世の元で巻き
起こる大事件の数々。めまぐるしく変わる人間関係。そしてバスチーユ牢獄の囚人の
正体は?アトスの子、ブラジュロンヌ子爵の恋の行方は?
手に汗握るダルタニャン物語もいよいよ完結!第三部「ブラジュロンヌ子爵」お楽しみに!
議論呼ぶフランスの新型長距離弾道ミサイル計画 右傾化への懸念も
フランスのアリマヨリ国防相は13日に記者会見し、大陸間弾道ミサイル「アドリアン・モーリス3世・ドゥ・ノアイユ」の
配備計画を発表した。アリマヨリ国防相は同ミサイルはあくまで防衛用としているが、すでに潜水艦発射弾道ミサイ
ル(SLBM)を保有している同国が長距離射程をもつ大陸間弾道ミサイルを配備することに疑問の声もあがっている。
配備が完了すればアメリカ・ロシア・中国の三ヶ国に続く四番目の国となり、世界の軍事バランスに大きな影響を
与えると見られ、国内外からも懸念や批判の声が上がっている。
アドリアン・モーリス3世・ドゥ・ノアイユは世界初の手袋弾頭搭載の大陸間弾道ミサイルで、目標に手袋をたたきつける。
かつてフランスの貴族が決闘を申し込む際に手袋を投げつける風習を参考にしたもので、宣戦布告の申込用としての
用途が検討されている。貴族らしい優雅なマナーを重視し、手袋による地上の一般人への被害はないとされる。
フランス国内では「手袋を投げつけて決闘を申し込むのは前時代的」「どちらにしろ宣戦布告はしなければならないので
二度手間
」「破壊力が全くないミサイルに税金を使うのは問題」「手袋を投げつけても相手が拾わなければ決闘は成立
しない」などの批判の声もあがっているが、アリマヨリ国防相は「フランスの優美な伝統と、フランスがいざという時には
立ち上がる決意を全世界に対し表明するためのもの。」と、計画に変更はないことを強調した。
フランスでは制度としての貴族は存在しないが、社会的地位としての爵位は残っており今も政界に隠然たる勢力を持っ
ているとされる。アドリアン・モーリス3世・ドゥ・ノアイユのような貴族趣味のミサイル配備計画の裏には、貴族勢力の
影響力拡大の動きがあるとも指摘されている。
【ニュースのことば】 アドリアン・モーリス3世・ドゥ・ノアイユ
フランスが新規開発し、2015年に地上配備される大陸間弾道ミサイル(ICBM)。
全長39m(弾頭部含む)で、二段式固形燃料ロケットエンジンを搭載し、最大速度18,000km/h、最大射程は6500kmと
なっている。
アールヌーヴォー風のなめらかな曲線と優美な装飾が特徴。手袋弾頭を搭載し、目標にたたきつけることが
できる。
アンテヌ・ドゥ
「えーんえーん」
「やあ、どうしたの?」
「あっ!アンシャンレジームマン!」
「どうして泣いているんだい?」
「革命には血が流れなきゃいけないのに、ギロチンで首を切り落とすべき
旧体制の残滓がいないんだよう。」
「ようし、僕の首をお切りよ!」
「わあ!ありがとうアンシャンレジームマン!」
【それいけ!アンシャンレジームマン】
アンシャンレジームマンは、ギロチンで首を切り落としたくて泣いている
革命家達に自分の首を切り落とさせてあげる心優しいヒーロー。
そんなアンシャンレジームマンをライバル視するあの男が…
「ボーナパールトー!」
「あらわれたなナポレオンマン!フランスの国をかえすんだ!」
「ははははは、返すわけないだろう、近代的国民軍でも食らえ!」
「うう…国を追われて力が出ないよう」
「アンシャンレジームマン!ウイーン会議よー!」
「ありがとうメッテルニヒおじさん、タレーラン子さん!」
「うぬぬぬぬぬ」
「おーう、政復古ー!」
「のわー!セントヘーレナー!」
ありがとうアンシャンレジームマン!おかえりアンシャンレジームマン!
フランスの国にまた彼が帰ってきたよ!
次回、それいけ!アンシャンレジームマンは
アンシャンレジームマンと7月革命マン
アンシャンレジームマンとナポレオン3世マン
アンシャンレジームマンと…
の三本です!おたのしみに!
真実を伝えて
こんにちは。
私は43さいです。ふゆしょうぐんなんかいないって言うげんすいがいます。しんぶんに書いてあること
ならほんとうだとジョセフィーヌはいつも言っています。ほんとうのことを教えてください。ふゆしょうぐんは
いるのですか。
ナポレオン・ボナパルト
パリ5−13115
ナポレオン、君の元帥はまちがってるよ。その元帥たちはなんでも疑ってかかろうとする懐疑主義に毒さ
れているのだ。そんな人は自分の目で見ないと信じないのだね。自分の小さな頭で理解できないもの
はみんな存在しないものだと考えているのだよ。人の精神というものはね、ナポレオン、皇帝でも、元帥でも
小さいものなのだ。この広大な宇宙では人間というものは、その知力にかけてはただの虫、ありみたいなもの
なのだよ。モスクワをとりまく無限の大地と比べてごらん。あらゆる真実と知識を意のままに把握することの
できる神の知力と比べてごらん。
そうだよ、ナポレオン、冬将軍はいるのだよ。寒さ、飢え、焦土戦術というものがあるように、冬将軍も
いるのだ。ロシアでこういった被害にあった将軍はたくさんいて、数々の戦史に彩りと喜びをもたらして
くれるじゃないか。冬将軍のいないロシアなんて、そんなのはさびしいじゃないか。
ナポレオンみたいな皇帝がいなければヨーロッパがさびしくなるのと同じことだよ。皇帝らしい戦術、辞書、
ロマンスがあるからこそ、欧州のつらいこともがまんできる。砲兵をろくに使わない戦いや、旧態依然の傭兵
軍同士の戦い以外に戦いというものがなくなってしまうじゃないか。ちびのコルシカ人がいるおかげで欧州に
満ちている由緒のない王様も消えてしまうよ。
冬将軍を信じないって! チーズの香りも信じないのかな。元帥に頼んで人を送ってもらい、長い冬の間、
あちこちの要塞を見張ってもらったとしよう。冬将軍が要塞にやってくるのを見なかったとしても、それが
どんな証明になるだろう。だれにも冬将軍は見えないんだ。でもそれで冬将軍がいないって証拠にはならない。
この世で一番ほんとうのものというのは、皇帝にも元帥にも目には見えないものなのだよ。チーズの香りが
ジョセフィーヌが持ったチーズから出てくるのを見たことがあるかい。もちろん、ないさ。でもそれがチーズ
の香りがないという証拠にはならない。この世の中にあるもので、目に見えないすばらしいものをすべて頭に
描いたり、想像したりするということはだれにもできないことなのだよ。
ベートーベンのピアノをこわせば、どうして中から音がでるのか調べてみることはできる。でも、目に見
えないロシアをおおっているベールがあって、これは世の中の最高の皇帝が命令した近代国民軍がどんなに
力をあわせても引き裂くことはできないのだよ。このカーテンを開けてサンクトペテルブルクの美とその向
こうにある栄光を目にすることができるのは、我々偉大なるロシア人だけなのだよ。これらは現実に存在す
るものだろうか。ナポレオン、いいかね、これらほど、ほんもので変わらぬものはこの世にないのだよ。
冬将軍がいないって! とんでもない。冬将軍は永遠に生きているのだよ。ナポレオン、
これから千年後、いや、一万年の十倍たったときでも、冬将軍は侵略者達に絶望と、取り返しのつかない
被害をもたらし続けてくれるのだよ。