双葉博士 |
どうもどうもみなさんこんにちは、さて今日はこちらの怪人なんですけれどもフンボルトペンギンと日本文化の結合を目指した怪人としてできたものでして口から畳を吐いて相手を倒してしまうんですね。はいそうなんですね。質問はありませんかありませんね。 |
望月委員 |
いえあの、質問ですが。 |
双葉博士 |
あ、あるんですか。あるとはおもいませんでしたがあるとしたら手短に用件をはっきりと簡潔にお願いいたします。さあどうぞどうぞどうぞ。 |
望月委員 |
あ、あのでは畳の吐き出す力による破壊力というのはどの程度なんでしょうか。
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双葉博士 |
はいこれは秒速で言うと20メートル程度の速さとなっております。ですからこれが当たるとかなりのダメージを与えることができますねそうですね。しかも畳にはカドというものがありますから、これが当たった時の痛さというのは計り知れないということになりますねそうですね間違いありませんね。ではもう質問はないですねそうですね。 |
獅子ヶ島委員 |
いやあのね、質問っていうほどじゃないんだがね… |
双葉博士 |
ちがうんですかそうですか。質問じゃないんなら聞きませんけど終わりにしますけどほんとに質問じゃないんですねそうですね。 |
獅子ヶ島委員 |
い、いや、質問かなあ…(笑) |
双葉博士 |
そうですか、質問なんだったら最初からそう言ってください。質問なら質問だとはっきりさせることがこれからの日本人に求められていることではないでしょうかとも思いますが、とにかく質問を聞きましょうか簡潔に明確にお願いいたしますさあ。 |
獅子ヶ島委員 |
こ、この元になったフンボルトペンギンだけどね、ペルーの海岸付近に生息してるんじゃないのかね。それに日本文化を継承させるというのは外交的な面から見て… |
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そのあたりは対処済みです。一方的な日本文化の押し付けととられては日本とペルーの外交関係にも支障をきたすという見方は確かに存在します。この日ぺ関係、日ぺ関係というと日本ペイント関係と思われがちかもしれませんね、ですからペルーを漢字で書くと秘露、日秘関係ですね、日本泌尿器学会と間違えられるかもしれませんが、よく見ると字が違いますね。とにかくそういった懸念があることはすでに見通しておりまして、日本在来種のコシジロヤマドリ、コシジロヤマドリにですね、ペルー文化を継承させたペルーフーコシジロをすでに開発中です。このペルーフーコシジロはケーナを… |
獅子ヶ島委員 |
わ、わかったわかった(笑)。 |
双葉博士 |
じゃ、いいですね、質問も出ないですからこれで終わりといたします。終わりですよ終わりさあ資料をまとめてかえりますねさようなら。 |
望月委員 |
あ、ちょっと待ってください。 |
双葉博士 |
何ですか私はまだ待たなきゃいけないんですかちょっとですむなら手短にお願いしますよ。 |
望月委員 |
来年の8月に何があるかご存知ですか。 |
双葉博士 |
知りません知りませんからさっさと教えてください。 |
望月委員 |
あの、世界18ヶ国の治安用怪人部局が集まる国際会議があるんですが、それのデモンストレーションとして、怪人同士の試合が行われるんですよ。 |
双葉博士 |
はあそれが私といったいどんな関係が関係がないなら帰りますよ。 |
獅子ヶ島委員 |
あるにきまってるじゃないか(笑) |
双葉博士 |
どういうことですか。思わせぶりな態度はやめてください。さっさと用件を伝えて帰らせてください。 |
望月委員 |
何か今日はご用がおありですか。 |
双葉博士 |
いやですね今日が何の日だか知ってて言ってるんですかいやらしいですねセクハラですよ。 |
望月委員 |
あ、すいません。って何ですか聞くだけでセクハラの日って。 |
高橋委員 |
望月さん、クリスマスイブですよ。 |
望月委員 |
ああ。どうも最近政教分離がかなり徹底してきましてねえ、すっかり忘れてました。じゃあ国際会議の話はまた今度で。ただちょっと厳しくなりますかね。 |
双葉博士 |
ちょっとどういうことですかなんですか気になる言い方ですね。 |
望月委員 |
今日の午後から副大臣臨席のもとで予備選考会があるんです。参加されないと国際会議への出品は難しくなりますね。 |
双葉博士 |
何でこんな日にやるんですか。ちょっとは配慮してくれてもいいんじゃないんですかそう思いませんか皆さん日本国民の皆さん。 |
望月委員 |
しかたありませんよ。副大臣がゾロアスター教民主同盟出身なのでクリスマスに配慮すると言う考え方がないんですから。 |
双葉博士 |
ちょっと政教分離はどうしたんですかっ! |
望月委員 |
いえ政教分離というのは国が宗教行為にかかわってはいけないということで宗教団体が政治参加してはいけないということではないんですが。 |
双葉博士 |
ううう。 |
望月委員 |
で、どうされますか。 |
双葉博士 |
はい? |
望月委員 |
予備選考会に参加されるかどうかですよ。 |
双葉博士 |
ううううう。 |
獅子ヶ島委員 |
恋愛と仕事、どっちをとるか悩ましいところだねえ(笑)。 |
高橋委員 |
獅子ヶ島さん、顔がセクハラですよ。 |
獅子ヶ島委員 |
僕の若いころだったら間違いなく恋愛を取ってたけどねえ(笑)。 |
高橋委員 |
獅子ヶ島さん、聞いてませんし聞きたくありません。 |
望月委員 |
で、どうされますか。 |
双葉博士 |
うううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう。 |
レムミ助手 |
博士ー博士ー暴力サンタクロースサービスのキャンセルは出なかったようでっす。 |
双葉博士 |
えっ。 |
高橋委員 |
暴力サンタって…。 |
レムミ助手 |
サンタクロースの衣装を着て、道を歩いている幸せそうなカップルをやわらかい棒でぼこぼこにしばけるという素敵なサービスでっす。 博士、きょうの予定は白紙でっす。 |
双葉博士 |
違うっ!きょうの予定は世界を目指すのよっ!! |