双葉博士 |
うふふふふふうふふふふふふふ。 |
高橋委員 |
何笑ってるんですか双葉博士。気持ちの悪い。 |
双葉博士 |
だってねだってね飛んでるんですよ世界へぱーっとうふふふ。 |
望月委員 |
落ち着いてくださいよ。周りの皆さんの迷惑になりますし。
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双葉博士 |
まあそうですよね迷惑ですよねでも迷惑もみんなと同じうふふふのふふふ。 |
望月委員 |
…どうしたんでしょうか。様子がおかしいですね。 |
高橋委員 |
いろいろとおかしな状態のバリエーションがある人ですね。 |
レムミ助手 |
しかたないでっす。なにしろ博士は飛行機乗るのはじめてでっすから。 |
双葉博士 |
うふふふのふふふふのふふふふのふ。 |
高橋委員 |
いい年をしてここまでハイにならなくてもいいと思いますけど。 |
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まあ気持ちはわかりましたからこれを飲んでください。 |
双葉博士 |
ふふうふふうふなんですかこれごくごくごくごくごくうふふふ。 |
望月委員 |
はい、それでは次に屈伸です。 |
双葉博士 |
うふふふふふなんですかこれなんですかうふふふ。 |
望月委員 |
エコノミークラス症候群防止の運動です。水分をとって足を動かさないと血栓ができますからね。 |
双葉博士 |
うふふふふうふふふふ。 |
高橋委員 |
レイキャビクまであと10時間はありますから本当に気をつけてくださいよ。 |
双葉博士 |
うふふふふふふふふうふふふ気をつけろと言うならビジネスクラスにしてくればいいのにうふふふふふのふ。 |
望月委員 |
浮かれているだけかと思ったらさりげなく毒を混ぜてきますね。 |
高橋委員 |
税金なんですから贅沢言わないでください。 |
双葉博士 |
うふふふふうふうふふふうふふ。 |
望月委員 |
先は長いんですからもう少し落ち着いてください。 |
高橋委員 |
何とかして寝かしましょう。 |
望月委員 |
どうしますか。 |
高橋委員 |
望月さん、持ってないですか、睡眠薬とか睡眠導入剤とか。 |
望月委員 |
いえ、あいにく…。高橋さんもないですか。 |
高橋委員 |
あんまり健康なのも考え物ですね。 |
レムミ助手 |
不肖私がもってまっす。 |
高橋委員 |
えっ、本当ですか。 |
レムミ助手 |
私の体内にはいざという時のために麻酔銃が仕込まれていまっす。 |
望月委員 |
おおそれは好都合です。 |
高橋委員 |
というか、そんなもの内蔵しているのによくこの飛行機に乗れましたね。 |
レムミ助手 |
乗れた私が言うのもなんですが、いささか心外でっす。 |
望月委員 |
まあそれは後で考えるとして、とにかく麻酔で双葉博士を眠らせましょう。 |
レムミ助手 |
二種類ありますがどっちにしまっすか。 |
高橋委員 |
二種類? |
レムミ助手 |
一つは象をも眠らせるという超強力麻酔弾でっす。 |
望月委員 |
そんなのを人に使ったら大変なことになりますよ。 |
高橋委員 |
永遠に眠られてもそれはそれで困りますから。 |
レムミ助手 |
ではもう一つのソフトな方のを。 |
望月委員 |
ソフトですか。 |
レムミ助手 |
ナマケモノをも眠らせるという超ソフト麻酔弾でっす。 |
望月委員 |
それはすごいのかどうかよくわかりませんが。 |
高橋委員 |
そんなもの使わなくても寝てそうな動物ですからねえ。 |
双葉博士 |
うふふふふっふふっふふうふふふふふふなーんのはなしですかーっ |
望月委員 |
うわあっ! |
木村博士 |
ちょっと!さっきからうるさいってっ!! |
双葉博士 |
あああっ!木村っ!! |