双葉博士 |
わーいバイキングだバイキングだー! |
レムミ助手 |
博士、元気になって良かったでっす。 |
双葉博士 |
やっぱりね、においというのは体内から消していけばおそれることはないのよ。 |
レムミ助手 |
さすが、消臭剤を静脈注射されても生きているだけのことはありまっす。 |
双葉博士 |
ハーム♪スモークサーモン♪納豆ー♪ |
レムミ助手 |
まったく屈託というものが感じられないでっす。 |
双葉博士 |
あーおいしーあーおいしー。 |
獅子ヶ島委員 |
いやいやこちらでしたか双葉博士。 |
双葉博士 |
あっ、獅子ヶ島さん。お久しぶりです。 |
獅子ヶ島委員 |
それにしてもひどいホテルだね(笑)。ここは、なんかずっと変なにおいがしてるよ(笑)。 |
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あははははは住めば都ですよー。今レイキャビクに着いたんですかー? |
獅子ヶ島委員 |
いやいや(笑)三日ほど前に着いてたんだよ。いろいろと下準備があってね。 |
双葉博士 |
あははははーそうなんですかー。どうですかハム? |
獅子ヶ島委員 |
いやいやいや(笑)で、ちょっと双葉博士に逢わせたい人がいるんだよ。 |
双葉博士 |
逢わせたい人ー?誰なんですかー? |
獅子ヶ島委員 |
いやあの、ちょっと屋敷でのパーティーで逢った人なんだが…。 |
双葉博士 |
屋敷? |
木村博士 |
パーティー? |
レムミ助手 |
あっ木村博士。 |
獅子ヶ島委員 |
いや、こっちにちょっとうちの別荘があってね、そこでちょっとしたパーティーをやったんだよ。その時に… |
双葉博士 |
べべべべべ別荘!海外に別荘! |
レムミ助手 |
私の体内の人物データベースによると、獅子ヶ島委員のおうちはたいそうなお金持ちでっす。 |
双葉博士 |
ちょちょちょ、どーしてそういうことを先に言わないのよっ! |
レムミ助手 |
言っても博士の性格からしてろくなことになるはずはないと私の中の人生相談回路が判断しましたっす。 |
双葉博士 |
誰がつけたのよそんな回路ッ! |
獅子ヶ島委員 |
まあまあ、別荘といっても小さなものだけどね(笑) |
双葉博士 |
くっ、今までと(笑)が全然違って聞こえる。 |
木村博士 |
あっ、あのぅー、獅子ヶ島さあん、私ぃ、いまちょっとひどいホテルに止まってるんですよぅ。ちょっと別荘見せてもらえないですかぁー? |
双葉博士 |
うわっ、露骨な奴。 |
獅子ヶ島委員 |
はっはっは(笑)、残念だけどちょっと今お客様がいっぱいでねえ。 |
木村博士 |
お客様? |
獅子ヶ島委員 |
ファドゥーツ怪人クリエイトのリンデンバウム会長、王立怪人協会総裁のエアハルト王子… |
双葉博士 |
か、会長…王子…! |
レムミ助手 |
止めたほうがいいでっす博士。 |
双葉博士 |
なにがよっ! |
レムミ助手 |
そのような社会的地位の高い人とつきあうためには、博士の人間としての器というものが圧倒的に足りないでっす。 |
双葉博士 |
どーして自分の作ったアンドロイドに人間としての器を評価されないといけないのよっ! |
獅子ヶ島委員 |
で、あの双葉博士。 |
双葉博士 |
はっ、はいなんでございますでしょうか獅子ヶ島閣下様。 |
レムミ助手 |
ほら小さい。 |
獅子ヶ島委員 |
そのパーティに来てた人が双葉博士に逢いたいと…。 |
双葉博士 |
はっ!はいっ!不肖双葉ナカコ、あわせていただきまっす! |
レムミ助手 |
もはや小さいとかそういう次元を通り越している気もする昨今でっす。 |
双葉博士 |
どんな人かなー?王子様かなー?会長様かなー?副会長様かなー? |
獅子ヶ島委員 |
さあさあこちらですよ。 |
レムミ助手 |
あっ来まっした。 |
グナイゼナウ博士 |
ぐーてんもるげん!ナカーコ! |
双葉博士 |
あ、あうふびーたーぜーえんっ!? |