国家の命運を握る活動が、我々国民にとって秘密の場所で行われるのは
好ましいことではない。だが、好ましくない現実であるから、
秘密によって処理されるのが当然なのである。

(K.Y.ポドニック)

スパイさんミニその1
そのいち

ラジオそのいち

ラジオそのに




 

ひみつのよんこま


私は愕然とした。
あのロボットのようなコミュニストどもから、
この国を守るべき組織が、まるで彼らのような
官僚性に骨の髄まで冒されているとは!
私はなおも言葉を続けようとしたが、
「所定の時間が過ぎましたので、以降は
延長の手続きをとってからにしてください。 」
窓口に並ぶ私の体は震えていた
(J・I・ハミルトン)

ACT5
インテリジェンス・
ディーラー
(完結)

 

「CIAですって?薄汚いスパイじゃないの!」
「そうです奥様。。
ですが奥様、
貴女の靴の裏もずいぶんと
汚れていらっしゃる。
あなたのような立場の方には
あなたも国家も、薄汚いものによって
支えられているのだというご自覚は
お持ちくださればよろしいのですが」
(アーサー・リンドン)

ACT4
24番目の狙撃手

案外、この部屋にもスパイの一人や
二人いるかもしれない。
だが、それは天然の野菜に虫がいるように
至極当たり前で、健全な事象なのだ。
(K・V・クラデンスキー)

ACT3
間諜は
聖夜に消ゆ

 

間諜にとって春は不吉な季節である。
カール・グデニッツは4月に死んだ。
ペーター・ゾンデマンは3月の終わりに死んだ。
だが、我々にとって本当に不吉なのは、
そういった過去の失敗を忘れがちになると
いうことなのだ
(R・シュテルンベングラー)

番外・
諜報部
防諜強化月間内部資料

 

だが、我々の前に残されたのは残骸に過ぎない。
たとえそれがかつての自分の右腕だったとしても、
何の躊躇もなく捨て去る必要がある。
(楊殖江)

ACT2
シークレット・エージェント・
ママ

 

 

全ての行動は迅速に行われねばならない。
機先を制することによって考える時間も
生まれるものだ。

(Y.V.ハイデマン中将)

ACT1
スパイが丘の総
理大臣